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廃止で困るユーザーの求めに応じ復活!ついに日産の最高峰へ!5代目(2012年)
廃止で困るユーザーの求めに応じ復活!ついに日産の最高峰へ!5代目(2012年)
セド/グロが消え、プレジデントもシーマもなくなり、フーガをフラッグシップセダンとして売り出した日産ですが、サニーやブルーバードのような大衆車ならともかく、歴史も威厳もないフーガに法人向け高級セダンまでは荷が重すぎたようです。
ユーザーから販売店へ、販売店からメーカーに届いた苦言によって、先代限りで廃止したはずがわずか2年、2代目フーガハイブリッドのロングボディ版として、「5代目シーマ」復活!
先代がプレジデントのショートボディ版でしたから、実質はシーマの後継がフーガ、プレジデントの後継がシーマということになり、ついに日産の最高級ショーファードリブンカーへと車格が成り上がったわけです。
初代の頃は、3リッターV6ターボでテールを沈めて猛然と加速する「元気がいいニッポンの新しい高級車」として、「シーマ現象」なる言葉まで生むヒット作でしたが、晩年はプレジデントに代わり、3.5リッターV6フルハイブリッドでしずしずと走るクルマへ。
デザインは完全にインフィニティのものですが、フーガやスカイラインと違ってフロントグリルには日産マークが輝き、販売台数は少なくとも、日産のフラッグシップセダンとして堂々としていたものです。
しかし世界的にセダンが売れず、海外仕様のインフィニティQ70自体が後継モデルもなしに廃止されれば、シーマやフーガも作り続けることはできません。
それで2022年8月には再び廃止されますが、それに代わるにもスカイラインはスポーツに振りすぎですし、販売競争に負けて今は存在感の薄いエルグランドがモデルチェンジするまで(しますかね?)、日産の最高級車はしばらく「空位」となりそうです。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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