EarPods(USB-C)はパソコンやAndroidスマホでも使える?
EarPods(USB-C)は汎用性の高いUSB Type-Cを採用しているので、ノートパソコンやAndroidスマホなどでも問題なく使えるはずです。
そこで、筆者所有のノートパソコンやAndroidスマホでEarPods(USB-C)が使えるのか確認してみました。
まず、筆者のノートパソコンはMicrosoft「Surface Laptop Go」です。この機種には、USB Type-Cが装備されていますので、ここにEarPods(USB-C)を接続するだけですぐに利用できるようになりました。
EarPodsにはマイクも付いているので、ノートパソコンでのビデオ会議でも活用できます。もちろん、ビデオ会議が長時間になってもバッテリーを気にしなくていいのも有線イヤホンの魅力ですね。
次に、Androidスマホでもテストしてみましょう。最近の機種ならほとんどがUSB Type-Cを装備していますので、EarPods(USB-C)を利用することが可能です。
まず、筆者所有の「AQUOS sense4 lite」に接続してみると、すぐに音楽を再生することができました。
しかし、中国メーカーの「OPPO Reno5 A」の場合は、USB端子に接続しただけでは利用できません。
スマホの設定の「システム設定」から「OTG接続」をオンにしないと、音が出ないのでご注意ください。
なお、「USB OTG」とは“USB On-The-Go”の略で、USB機器同士を接続して認識できるように制定されたUSBインターフェース規格。
たとえば、スマホにキーボードやマウス、USBメモリなどを接続しても認識できるのは、このOTG機能のお陰なのです。
Androidスマホでは低音が響きすぎる!?
EarPods(USB-C)がノートパソコンやAndroidスマホでも使えるのは確認できましたが、実際に音楽を聴いたときの音質はどうなのでしょうか?
そこで、今回はOPPO Reno5 Aを使って、筆者が普段使っている高級ブランドSHURE「SE112」(3.5mmステレオミニジャック接続)と、EarPods(USB-C)を聞き比べてみました。
まず、SHURE「SE112」で音楽を聴いてみると、音の解像度が非常に高く楽器の音一つひとつがハッキリと聴こえます。ボーカルとのバランスもよく申し分ありません。
次にEarPods(USB-C)で同じ音楽を聴いてみます。すると、音の解像度は高いのですが、iPhone 15 Proのときよりも低音がかなり響いていてボーカルがやや埋もれる感じに聴こえました。
やはり、EarPods(USB-C)はiPhoneに合わせて音質がチューニングされているのでしょう。
というわけで、EarPods(USB-C)はAndroidスマホでも問題なく使えますが、機種によっては必ずしも音楽を聴くのに適しているわけではないことが確認できました。