目次
「バッタもん」の由来
 ・「バッタ屋」と呼ばれる商人から
 ・バタバタ売れるから
 ・たたき売りする際のバッタバタとハリセンを叩く音から
まとめ

「バッタもん」の由来

やたらと安価なものを意味する「バッタもん」。その由来とは?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは、この古物商たちの中で使われていたとされる「バッタもん」という言葉の由来とされる説について見ていきましょう。

「バッタ屋」と呼ばれる商人から

「バッタもん」は、バッタ屋と呼ばれる商人から来たという説があります。

バッタ屋とは、安売り露店の現金商売をしていた商人のことです。
彼らは、バッタのように全国あちこち飛び回って商売していました。
そこから、彼らが扱うものを「バッタもん」と呼ぶようになったとされています。

この「バッタもん」は格安のものを指していましたが、バッタ屋が扱う商品の中には正規ルートで仕入れたもの以外もあったため、偽物という意味合いも持つようになったという説があります。

また、バッタ屋は倒産した企業の商品を一括で安く購入し、これを売りさばく商売でもあります。
こちらのバッタ屋の商品も安く売られていたことから、この商品が「バッタもん」と言われるようになったともいわれています。

バタバタ売れるから

「バッタもん」は、バタバタ売れる様子を描写した言葉という説もあります。

勢いよく落ちる様子を「バッタバッタ」や「ばったり」と表現する擬態語があります。
そこからバタバタと売れることを「バッタもん」と言うようになったという話もあります。

たたき売りする際のバッタバタとハリセンを叩く音から

「バッタもん」は、たたき売りしている様子から来た言葉という説もあります。

その昔、露天商はハリセンで板や棚を叩いて客寄せしました。
その叩く擬音から「バッタもん」という言葉が生まれたとする説です。

このように、「バッタもん」の由来については非常に多くの説があります。

まとめ

「バッタもん」は、度を越えた安物を指す言葉です。
この言葉は、もともと古物商などの業界用語だったとされています。
それが次第に、粗悪品や模造品などについても「バッタもん」と呼ばれるようになりました。

この「バッタもん」という言葉の由来については諸説あり、どこから来たのか明確な背景はわかっていません。
しかし、いずれの説でも商売に関する様子から来ているとされているので、商売から実際に来た言葉なのかもしれません。

提供元・FUNDO

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