日本に世界的IT企業が誕生するのは難しいのか
産業構造が変化したことによってアメリカが世界のITを先導する現在、日本に世界的IT企業が誕生することは難しいのだろうか。
「クラウドやスマートフォンなどのイノベーションは、すでに“引き起こされたもの”です。それを生み出した企業の土俵に立っています。土俵の上で勝負はできても、それはすでに作られた他国企業のプラットフォーム上での話です。そこで勝負したところで世の中は変わりません。
一方で、日本が世界に先駆けて直面している少子高齢化が、世界的企業を生み出すきっかけになる可能性はあると思います。日本の少子高齢化の状況を考えた時に、労働人口が減少していくなか、今の社会を維持・発展させるには創意工夫が必要です。今後、日本以上に少子高齢化が進むと言われる大国が多数ある中、人口が減少する中でどのように社会を維持し、経済活動を拡大していくのか。テクノロジーだけではなく、創意工夫によって克服することができれば、そのソリューションを海外に輸出していくことはできるかもしれません」(同)
(文=LUIS FIELD、協力=本田雅一/ITジャーナリスト)
提供元・Business Journal
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