シマアジは無念のバラシ
義父もイサキを釣り勢いをつけた所に更にいい引きの魚がヒット!様子を見ているとシマアジだ!これは逃したくない1匹だ。懸命なやり取りで水面まで寄せたが痛恨のバラし。私もネットを片手にフォローに入ったが間に合わずもったいないことをさせてしまった。
その後はイサキを含めて私達だけでなく全体的に当たり餌がなく、完全に迷走。私にもちょろちょろタイが釣れるがいずれも餌も棚もバラバラ。この流れは小物の放流後も変わらず、苦しい展開。
ノーシンカー仕掛けに変更
私は痺れを切らして脈釣りにつけていたガン玉を外し、ノーシンカーで攻めることに。ガン玉がないため、より自然に、より警戒心を抱かれることなく攻めれるが手返しは悪くなる。ガン玉はいきなり0にするのではなく天候などを考慮して段階的に小さくすることも視野に入れたい。
釣れない時はノーシンカーの手返しの悪さを焦ったく思ってしまうが、なんだかんだとこれが近道なので冷静にいたいところだ。また当日は風を背負っていたのでノーシンカーもできたが、必ずしもそういう場面とは限らない。
そんな時はハリスを細くし、水中ウキをつけてみるなどのやりようもある。釣り方や仕掛けの自由度の高さが脈釣りの魅力。釣れない時こそ工夫を凝らして貴重な1匹を仕留めたい。
シマアジを手中
釣りの方はノーシンカーにして2投目のフォール中に落としていた糸が急に止まったので急いで糸フケを巻き、そのまま巻き合わせ!上がってきたのは海上釣り堀4回目にして初のシマアジ!個人的になかなか遠かった魚だけに嬉しい限りだ。
シマアジが釣れてニヤニヤしていると青物の放流タイム。2人で泳がせで狙うも完全に不発。放流された青物もこちらからは姿が見えず、釣れる気配もない。アジの棚もちょこちょこ変えるのだが、暴れることもない状態。棚が合えばアジが驚いて暴れそうなのだがそれすらないのが不思議な所。
イーターの食い気がないことは小魚側も把握しているのかもしれない。その後は終了間際にグレが釣れて納竿。青物はイケス全体で1匹のみ、小物もなかなか釣れておらず終日厳しい日であった。
最終釣果
義父はタイ1にイサキ4の釣果だった。型揃いのイサキに自作餌でタイが釣れたのがハイライト。同じイケスには何とか坊主逃れという人もいた激渋の中、海釣り初心者としてはかなりの大健闘といっても過言ではない。
私はタイ4、イサキ6、シマアジ、グレと釣果を挙げ渋い中での立ち回りや自分のスタイルが確立でき始めた手応えを感じれた。今回は渋い日に当たってしまったが、何とか及第点の釣果を出すことができた。そんな日こそ腐らずに仕掛けの工夫や餌のローテーションを行い、釣果を目指したい。
また今回は行わなかったが外釣りも視野に入れたい。サビキや胴つき仕掛けを忍ばせておくと思わぬお土産に恵まれるかもしれない。
<永井航/TSURINEWSライター>
傳八屋