かねてより釣行予定を立てていた義父との海上釣り堀釣行。秋の釣りをしやすい気候ではあったが釣りはなかなかの苦戦。苦戦したなりに形のある釣果を出せた様子と立ち回りをお伝えしたい。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
義父との釣行
昔は渓流釣りやナマズ釣りを楽しんでいた義父だが、最近では釣りそのものもめっきり。義父は久しぶりの釣りが慣れぬ海だが、道具だけでなく、アサリにムキエビやムール貝といった餌を自作している気合いの入り具合だ。アテンド役の私としては、その気合いを無駄にせず大釣りをしてもらいところだ。
今回は前回行った南伊勢にある傳八屋さんに予約をしており、当日は3:15に集合しゆっくり釣り場に向かう。釣り場への道中はお互いの過去の釣りの話や今回の釣行への期待で大いに盛り上がった。釣り人あるあるだが、釣り場までの道中が盛り上がってしまい釣り前から疲労なんて経験もみなさんおありだろう。途中コンビニに寄ったりもしたがあっという間に釣り場に到着。受付を済まし、釣具の最終準備を終わらせ出船だ。
釣り座はクジ引きで決める
イケスに着くと抽選となる。くじ運があまり良くないと義父はいうので私がくじ引き。当日はそこそこ風があり、潮は風上からみて斜め前に流れている状況。風が厄介なのもありどう考えても風上の釣り座を取りたいところだ。
今日に関しては風が変わる予報はないので、クジで1日が決まると言っても過言ではない。内心ヒヤヒヤしながら引いたクジは1番。つっよ!という義父の言葉を背に余裕の表情で風上の釣り場を指差し決定。針を結びながら安堵のため息をしていたのはここだけの話。
当日の作戦
2人ともタイやイサキなどの小物は脈釣りで狙い、青物は浮き釣りで狙う。仕掛けは最近流行りの魚から見えないピンクフロロ。果たして威力やいかに。餌は活き餌のアジ、シラサ、イソメ、団子数種に切り身餌。そして義父自作のムキエビやムール貝だ。
早々にマダイが顔見せ
まずは棚を取り、底から50cmのところに得意のシラサを投下。いかにも。というアタリを合わせ、イケス内1番槍のマダイ。モーニングサービスのうちにと思ったが、ここから全然釣れない!釣り座の問題ではなく、イケス全体で釣れていない。義父も含め半分ほどがまだ釣果なし。
私も餌や棚を1投毎に変えてやっと思い出した頃に魚からのアタリがある状態。このところ海上釣り堀では満足行く釣果が出ていたので、ついつい忘れていたが、何となくイメージする釣り堀とは異なり坊主や貧果がありえる釣りなのだ。
イサキを数釣り
お土産狙いで浅棚のイサキで数を稼げて私は一安心。義父も自作餌でマダイをキャッチし安堵の表情だ。個人的には同行する初心者に魚が釣れた時が釣りで1番嬉しい瞬間だったりする。