ポイント移動で船中全員安打
折しも干潮にかかり、第2ステージは派手なアタリで幕が上がった。アワセもバッチリ決まって30cmほどの本命をゲット。食い千切られて短くなったイソメはそのまま残し、その上から新たなイソメをチョン掛けして付け足す。
隣の5人グループは全員がレンタル竿を使用しているが、魚を乗せる調子は抜群にいい。詳細なレクチャーを受けていたので、誰もが銀鱗を舞い上げては歓喜の声。
折しも取り込み、魚を掲げてくれた馬場さんは「初めて船に乗りましたが、青い海、空のもとで沖釣りは最高ですね」と大満足な様子。
その隣の鈴木さんも船釣り初挑戦。「教わった通りの釣り方でほとんど空振りなしで食ってきます。実に楽しいです」こちらもぞっこんの面持ち。
料理も楽しみなイシモチ
グループの紅一点・加茂さんも絶好調。「アジ釣りはやったことがありますが、イシモチは初めて。派手なアタリに引きも強く、楽しさ満点です。それに加えて、大そう美味しい魚と聞いているので、料理も楽しみですよ」と微笑む。
トモから左舷の様子を見に行くと、胴の間で新座市から来られた親子が竿を出している。息子の安藤太智さんは、船釣り初チャレンジ。
沖釣りベテランの父・雄二さんの指導のもと、良型本命をゲット。「船釣りは最高に楽しい。これからアジやタチウオなども父から教わり、楽しみたいと思います」と意欲満々。
置き竿に良型イシモチ
ミヨシ寄りでは、立川市からの父と娘が仲睦まじく竿を振っている。中3の汐哩さんは初めて竿を手にしたと言うが、お父さんの愛情あふる指導のもと、次つぎに釣り上げていく。折しも取り込んだ、レギュラーサイズの一荷をカメラへ向けてくれ、「アタリの感触もいいし、船釣りは楽しいですね。これからもいろいろな釣りに、連れて行ってもらいたいです」とニッコリ。
釣りセンスもよく、これから女流アングラーとして大きく成長されることだろう。父の貴生さんは娘の奮闘に大満足で、置き竿にきた大型イシモチを掲げてくれた。