穏やかな秋晴れとなった、11月4日(土)、東京湾金沢八景(漁港内)の鴨下丸を訪れイシモチと遊んだ。心地いいアタリが楽しめ、食べても格別に美味しいのが東京湾のイシモチだ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

船イシモチ釣りで32cm頭に釣る人33尾【神奈川・鴨下丸】初心者でも連発

鴨下丸でイシモチ釣り

釣行当日は早朝に到着。宿前の駐車場に車を停め、船着き場のゲート前の地面に書かれた番号の上にクーラーを置き、出船前に船長の指示に従い、釣り座へと入る。到着早々、勝手に船に乗り込むのは厳禁。事故防止の観点からも遵守したい。

船イシモチ釣りで32cm頭に釣る人33尾【神奈川・鴨下丸】初心者でも連発鴨下丸船着場周辺略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

集まった大勢の釣り客のうち13人がイシモチ船へ。私の釣り座は右舷ミヨシ。隣からトモへかけて職場仲間の5人グループが入り、和気あいあいと準備している。

船イシモチ釣りで32cm頭に釣る人33尾【神奈川・鴨下丸】初心者でも連発出船直前の光景(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

中の瀬方面のポイントへ

7時20分、船長から救命胴衣の着用、ゴミの海上投棄厳禁など諸注意事項のアナウンスがあり、店前で手を振る大船長、女将に見送られて出船。左手に八景島シーパラダイスを眺めながら、中の瀬方面へと向かう。

船イシモチ釣りで32cm頭に釣る人33尾【神奈川・鴨下丸】初心者でも連発当日のイシモチタックル(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

航程12分でスローダウン。潮回りの間に配られた青イソメをタオルの上につまみ出し、水分を切る。親指と人差し指で頭の下をつまみ、開けた口の中へハリ先を刺し込み、軸いっぱいに通して抜き、タラシを8~10cmとって切る。細いイソメなら1匹をチョン掛けて付け足し、ボリュームを出すといい。

やがてポイントが定まると「この辺りから探っていきます。水深は30m、はい、どうぞ」とのアナウンス。

イシモチの釣り方

片手にオモリを持ち、竿の弾力を活かし前方へと振り込む。オモリが着底したらイトフケをとり、下バリが海底スレスレに漂うのをイメージしつつ、船が波下へ入った時にオモリが底を打つポジションを保ちアタリを待つ。

イシモチのアタリとアワせ

アタリはガク、ガクンとかなり派手にくるのでビックリアワセになりがちだが、これだとハリ掛かりの確率は低い。アタリがあったら乗せる感じで聞き上げ、重さがあったら竿先をシャクってアワせる。ハリ掛かりしたら、引き込みを楽しみながらスムーズに巻き上げる。

潮止まりのためかアタリは遠い。たびたび移動を繰り返してくれるが状況は変わらない。「はい、竿を上げてください。少し走ります」とのアナウンスがあり、本牧沖へと大きく移動。