ニジマスの数釣りを堪能
早い時間帯に大物をゲットできたので、しばらくは数釣りに専念する。夏に来たときと比べると、一回り大きいフェザージグにも反応が良く、広く探ることがでるので釣りが楽だ。第3ポンドでやる気のある魚の群れを見つけることができ連発。いいペースで数が伸びていく。
少しアタリが遠のいてきた頃に「放流を行います」と放送が入り、各ポンドにフレッシュな魚が放たれた。放流と言えば赤金やオレ金の派手なカラーが有効。赤金のドーナ2gをつけて狙ってみる。すぐに1匹釣れたが、続かない。そこでウィーパー1.5gのオレ金にチェンジするとビンゴ。放流魚が次々にアタックしてくる。
しかし入れ食いはすぐに終わり少し落ち着いてしまった。そこで水中が良く見える場所に立ってフェザージグでサイトフィッシングをしてみる。これがなかなか面白い。
ルアーを勢いよく追ってきた魚がミスバイトしたときは、その魚から目を離さずにすぐに投げ直す。魚はエサに逃げられたと思っているようで、キョロキョロとどこへ逃げたか探している。そこへ投げればいちころだ。
60cmのロックトラウトをキャッチ
アタリが遠のけば次のポイントへ。第2ポンドにいい場所を発見。たくさんの魚が見えていてそこそこ反応してくれる上に、沖目にはイトウを含む大型魚の姿が複数見える。
沖目を狙ってみるとレギュラーサイズが連発。10匹ほど釣った頃だっただろうか、沖の中層で重いアタリ。大物だ!数釣りタックルで掛けてしまったので強引にはいけない。ラインとフックの強度を心配しながらのやり取りはドキドキものだ。
それを制してなんとかネットイン。ややスリムだがすべてのヒレがきれいなロックトラウトだ。サイズは60cm。
120匹キャッチ達成
「もう十分満足」とあとはひたすら数釣り。まずは三桁を目指す。新作のフェザージグも活躍し、三桁釣果達成。終了時間までに120匹をキャッチすることができた。
今回も活躍してくれたフェザージグ。私は自分で釣り場の特徴に合わせたものを作っている。市販品もある。フック・マテリアル・ウェイトのバランスが大事で、私は何年もかかって満足のいくものができるようになった。
カラーも重要で、今回はライトオリーブへの反応が一番良かった。レギュレーションでフェザージグが使える釣り場は限られているが、貴重な戦力となることは間違いない。いくつか持っていてもいいのではないだろうか。
<杉本敏隆/TSURINEWSライター>
フィッシングパーク 高島の泉