プロジェクトマネージャーを目指したい人や、スキルアップをしたい場合、プロジェクトマネジメントやIT系の資格を取得していると、就職や転職、年収・キャリアアップを目指すときにスキルを客観的に証明してくれる武器となります。

本記事ではプロジェクトマネージャーやIT人材としてのキャリアアップを目指すうえで役立つ8つの資格を紹介。資格勉強や資格取得のメリット、効率的な勉強方法についても解説します。


本記事の内容をざっくり説明



  • プロジェクトマネージャーを目指すうえで役立つ8つの資格

  • 資格勉強や資格取得のメリット

  • 資格に関するよくある質問



プロジェクトマネジメントに関する資格

さっそく、プロジェクトマネジメントに直接関係する4つの資格を紹介します。

PMI認定試験

PMI認定試験はプロジェクトマネジメントの国際的な資格です。プロジェクトマネジメントの実務者が、実務者のために開発された資格であり、企業のプロジェクトマネージャー(PM)に対するニーズを満たすために厳しい基準が設けられています。

プロジェクトメンバーや新人PM向けの「CAMP試験」、プロフェッショナル向けの「PMP試験」など、試験はいくつかのレベルに分かれています。現時点での実力や目指したいキャリアに合わせて受ける試験を選ぶといいでしょう。

>>PMI認定試験 公式サイト

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は自らの専門分野を確立した高度IT人材を対象とした資格です。組織の戦略とシステム全般について理解し、プロジェクトの目標を設定して適切な開発アプローチとマネジメントができることを証明します。

リスク管理やプロジェクトの計画・実績の評価などに関する知見も求められ、取得することで、自分がプロジェクトマネジメントを一貫して行える人材であることを示せるでしょう。

>>プロジェクトマネージャ試験 公式サイト

P2M

P2Mは「実践力」を重視した資格です。PMとしての思考能力・体系的な知識・マネジメント・姿勢などを総合的に測り、一部の企業だけでなく産業界全体で広く認められる水準の力をもつことを証明できます。

P2Mの資格はPMC・PMS・PMR・PMAの4つのレベルに分かれ、後者になるほど広い知識や高度な実践力が求められます。資格試験だけでなく講習会も行われているので、着実にスキルアップを目指していけるでしょう。なお、各試験の受験条件には講習会修了や前提資格の取得などの条件が定められています。

>>P2M 公式サイト

PMOスペシャリスト認定資格

PMOスペシャリスト認定資格は「組織内における個々のプロジェクトマネジメントの支援」を行うための、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の能力を測る資格です。組織のプロジェクトマネジメントを通じて、その成功率を高める能力があることを証明します。

PMOスペシャリスト認定資格には「★」「★★」「★★★」の3つのレベルがあり、1段階ずつランクアップしていけます。ただし、「★★★」の資格は2023年10月時点では策定中であり、まだ受験できません。

>>PMOスペシャリスト認定資格 公式サイト