第39節:大宮アルディージャVS藤枝MYFC(3-2)
「奇跡を信じて」
残留に向け第36節から3連勝と意地を見せた大宮アルディージャは、第39節で藤枝MYFCと対戦。さらに勢いをつけたいところだったが、前半に先制を許し後半頭にも追加点を奪われる展開に。しかし、好調の勢いか1点を返したのちは藤枝に退場者が出たこともあり優位に試合を進め、89分にはDF袴田裕太郎のゴールでついに同点。アディショナルタイムにも再び袴田が決めて、奇しくも今季1戦目とは真逆のスコアで終盤に破竹の4連勝を達成させた。
第41節:ザスパクサツ群馬VSジェフユナイテッド千葉(1-2)
「次の舞台への一撃」
プレーオフ進出を懸け、ザスパクサツ群馬との大一番に臨んだ第41節のジェフユナイテッド市原・千葉。前半はゴールを奪えずスコアレスで折り返し、後半には耐え続けた群馬に先制点を与えてしまう。しかし、京都サンガから期限付き移籍中のMF田中和樹のゴールで振り出しに戻すと、終了間際の89分には途中出場のFW呉屋大翔のゴールで逆転に成功。2017年以来となるプレーオフへの出場権を得る勝利となった。
第42節:ジュビロ磐田VS栃木SC(2-1)
「J1復帰へ」
清水エスパルス、ジュビロ磐田、東京ヴェルディの3チームが自動昇格圏入りの可能性を残す中で迎えたJ2最終節。2位清水が敗れれば自チームの勝利で自動昇格を狙える磐田だったが、下位に苦しむ栃木SCを相手に先手を取られる難しい試合となった。それでも、前半終盤に同点にして試合を折り返すと、今季これまでチーム2位のゴール数で攻撃を牽引してきたMF松本昌也のゴールで逆転に成功。1点差を守り切り、1年でJ1復帰を果たす逆転劇を見せた。