ダースに関する豆知識

なぜ「ダース」という単位は10個ではなく12個で1組なの?同じダースなのに、13個になる場合もあるって本当?
(画像=『FUNDO』より 引用)

最後に、ダースにまつわる豆知識をいくつかご紹介します。

パン屋における1ダース「Baker's dozen」は13個

イギリスには「Baker's dozen」という、パン屋で用いられることもある特殊なダースのルールが存在します。
この「Baker's dozen」では、パン13個で1ダースというカウントをするのです。

この慣習のはじまりは、中世のイギリスにまで遡るともされています。

1266年、イギリスの当時の国王ヘンリー3世は「パンとビールの基準法」という法律を発令しました。
この法律の中に、パンの重さをごまかして販売することを禁じるという項目が含まれていました。
そして、この法律に反した販売をしているのが発覚した場合、重い罰則が下されるように規定されていました。

これに困ったのは、正直に販売をしているパン屋やその職人たちです。
気をつけていてもパンの一つひとつを全て同じ重さになんてできませんし、焼き立ての重さと時間が経って水分が飛んでしまったものでも重さは変わってしまいます。

そこで考え出されたのが、総重量で辻褄をあわせるというもの。
12個買った人には、1個オマケをすることで罰則を回避したのです。

それ以来、パン屋の1ダースは13個になったと言われています。

しかしこの法律、ダース単位ではなく1個あたりの重量に対しての検査が行われていたとされます。
そうすると、ダースにした時の重量で辻褄を合わせたことに由来するというのと話が合わなくなります。
そのため、古くからおまけをする慣習がパン屋にはあったから、とする説もあります。

12ダースは「1グロス」

1ダースは12個を1組とする単位であることは、ここまで何度も触れています。
この1ダースが12セット、12ダースになると「1グロス」という単位になります。
つまり「1グロス=12ダース=144個」ということになります。
2グロスなら288個ですね!

ダースをあらわす漢字は・・・

ダースの漢字表記は、「打」です。
これは、ダースの頭文字「ダ」から来た表記になっています。

まとめ

ダースは12個を1組とする、12進法から来た単位です。
12個を1単位にすると割り切れる数字が多いので計算がしやすいというメリットがあります。

また、12ダースになると、1グロスという単位で数えることもできます。

提供元・FUNDO

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