若者に人気の国産車ランキングTOP5
日本自動車販売協会連合会が公表している売上販売台数を参考とした、若者に人気の国産車をランキング形式で紹介します。販売台数上位を独占するトヨタのコンパクトカーやミニバンに加え、コンパクトSUVが若者に人気のようです。
【第5位】トヨタ アクア
トヨタ アクア(GR SPORT、2022年)
トヨタのハイブリッド専用コンパクトカー「アクア」は、2021年に2代目へとフルモデルチェンジしている人気車種です。
初代と同様のスポーティな外観はそのままとしつつ室内空間を拡大したほか、高出力のバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載し、走行性能および燃費性能も改善。空力性能を意識したであろう丸みを帯びたダイナミックなスタイリングとともに、ドライブする楽しさを兼ね備えた車へ進化しています。
スペック
- 【全長×全幅×全高】4,050〜4,095mm×1,695mm×1,485〜1,505mm
- 【ホイールベース】2,600mm
- 【車両重量】1,080〜1,230kg
- 【WLTCモード燃料比率】29.3〜35.8km/L
- 【トランスミッション】電気式CVT
- 【駆動方式】2WD(FF)
- 【乗車定員】5人
- 【新車価格】199万7,000円〜259万8,000円
どんな人におすすめか
後席に人をのせてお出かけする機会が多い人におすすめです。
ハイブリッド車としての性能や後席居住性は抜群で、コストパフォーマンスに優れています。普段は通勤通学に使いながら、休日に複数名乗車で移動をする使い方が適しているでしょう。
【第4位】トヨタ シエンタ
トヨタ シエンタ(2022年)
トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」は、全長4m強のボディに7人乗車を可能とした車種です。
3代目となる現行モデルは2022年に登場。車内空間がより広くなったことに加え、スライド量が大きくなった2列目シートを採用して快適さがパワーアップしました。
さらに、先代からデザインを一新したことも人気アップに貢献しているようです。
スペック
- 【全長×全幅×全高】4,260mm×1,695mm×1,695~1,715mm
- 【ホイールベース】2,750mm
- 【車両重量】1,270~1,420kg
- 【WLTCモード燃料消費率】18.3~28.4km/L
- 【トランスミッション】CVT、電気式CVT
- 【駆動方式】2WD(FF)/4WD
- 【乗車定員】5~7名
- 【新車価格】195万円〜310万8,000円
どんな人におすすめか
「コンパクトカーでは車内空間が厳しい」「ミニバンでは大きすぎて維持費が高い」などの要望に応えてくれるため、子どもを連れた若年層の夫婦におすすめ。
例えば、新たに採用された「撥水撥油加工ファブリックシート」は汚れを抑える特徴があり、万が一飲み物やお菓子をこぼした際にも安心です。手の届くところに便利な機能を備えており、快適性を重視したコンパクトミニバンを求めているなら右に出る車種はないかもしれません。
【第3位】トヨタ カローラクロス
トヨタ カローラクロス(2022年)
トヨタのクロスオーバーSUV「カローラクロス」は、ユーザー層の若返りを図った新型カローラシリーズで注目の車種です。
セダンの快適性とツーリングの利便性を併せ持った使い勝手の良さが魅力で、新たなカローラシリーズに注目している人が多い要因ではないでしょうか。
スペック
- 【全長×全幅×全高】4,490mm×1,825mm×1,620mm
- 【ホイールベース】2,640mm
- 【車両重量】1,330〜1,490kg
- 【WLTCモード燃料比率】16.6〜26.4km/L
- 【トランスミッション】CVT、電気式CVT
- 【駆動方式】2WD(FF)/4WD
- 【乗車定員】5人
- 【新車価格】218万4,000円〜345万9,000円
どんな人におすすめか
カローラクロスはラグジュアリーに乗れるコンパクトSUVが欲しい人におすすめです。カローラシリーズならではの、乗用車としての完成度&コストパフォーマンスの高さは抜群。
5人乗車時でも十分なラゲッジ容量を確保しており、近場のレジャーや小旅行にもうってつけかもしれません。
【第2位】トヨタ ヤリスクロス
トヨタ ヤリスクロス(2022年)
トヨタのコンパクトクロスオーバー「ヤリスクロス」。2020年の登場以降、ヤリスシリーズの人気を支えているモデルです。
ヤリスをSUVに仕立てただけのモデルではなくオリジナルの外観デザインや走行性能を実現していることが特徴で、上級ラインナップの「ハリアー」や「RAV4」のような、実用性十分なオフロードでの走行性能とスタイリッシュな外観デザインを兼ね備えています。
スペック
- 【全長×全幅×全高】4,180〜4,185mm×1,765mm×1,580〜1,590mm
- 【ホイールベース】2,560mm
- 【車両重量】1,100〜1,270kg
- 【WLTCモード燃料比率】17.6〜30.8km/L
- 【トランスミッション】CVT、電気式CVT
- 【駆動方式】2WD(FF)/4WD
- 【乗車定員】5人
- 【新車価格】190万〜294万円
どんな人におすすめか
ヤリスクロスは性別や年齢を問わず誰にでもおすすめできる車です。
本領を発揮できるのは街乗りよりも、むしろ長距離のアウトドアレジャーや軽度のオフロード走行でしょう。しっかりした4WDシステムを備えているため安全性にも優れています。街乗りだけでなく、スキー旅行などへ出かける人なら満足できるかもしれません。
【第1位】トヨタ ヤリス
トヨタ ヤリス(2022年)
トヨタ「ヤリス」は、販売台数ランキングでも常に上位へランクインしているコンパクトカーです。
コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を使用し、「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマを目指して開発されています。
スペック
- 【全長×全幅×全高】3,940mm×1,695mm×1,500~1,515mm
- 【ホイールベース】2,550mm
- 【車両重量】940〜1,090kg
- 【WLTCモード燃料比率】19.6〜36.0km/L
- 【トランスミッション】CVT
- 【駆動方式】2WD(FF)/4WD
- 【乗車定員】5人
- 【新車価格】147〜254万8,000円
どんな人におすすめか
実用性に優れたコンパクトカーが欲しい人におすすめです。
ヤリスは使い勝手と動力性能でいずれも高いレベルを実現しており、バランスが取れています。ハイブリッドモデルはWLTCモード燃費でも30km/L以上を記録するほどで、内燃機関(エンジン)を使用する国産車では屈指の「エコカー」ではないでしょうか。
女性に人気の国産車ランキングTOP5
この項目では、女性に人気の国産車をピックアップしてみました。
車に対する好みの傾向は、年齢のほか性別によっても異なるようです。カーライフを楽しみ、クルマを愛している「Car LOVER’s」(カーラバー)の女性にアンケート調査を実施。結果、女性からもSUVが人気を集めていることがわかりました。SUVでも、無骨な雰囲気の外観デザインを採用した車種が人気です。
【第5位】三菱 デリカミニ
三菱 デリカミニ(2023年)
三菱の軽自動車「デリカミニ」は、スーパーハイトワゴンのボディ形状にSUV要素を兼ね備えた軽自動車です。
デリカミニのコンセプトは「Reliable & Active Super Height Wagon(頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン)」。フロントマスクのいかつい雰囲気をはじめ、4WD仕様のグレードでは大径タイヤと専用ショックアブソーバーを採用したことで軽度のオフロード走行も可能です。
スペック
- 【全長×全幅×全高】3,395mm×1,765mm×1,800〜1,830mm
- 【ホイールベース】2,495mm
- 【車両重量】970〜1,060kg
- 【WLTCモード燃料比率】17.5〜20.9km/L
- 【トランスミッション】CVT
- 【駆動方式】2WD(FF)/4WD
- 【乗車定員】4人
- 【新車価格】180万4,000円〜223万8,500円
どんな人におすすめか
軽自動車サイズで、かわいいデザインに本格的なオフロード走行ができる車種を求めている人におすすめの車です。
近年流行しているスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車に、SUV要素を兼ね備えた貴重なモデル。車両価格も安く、税金面でも軽自動車の優位性を得られるため、初めてSUVに乗ってみたい人に適しているでしょう。
【第4位】トヨタ ランドクルーザープラド
トヨタ ランドクルーザープラド(2020年)
トヨタ「ランドクルーザープラド」は、70系ランドクルーザーから派生したワゴンモデルのSUVです。
絶対的なオフロード性能よりも快適性を重視しており、7人乗車を可能としたグレードでも居住性能は抜群。加えて、高い悪路走破性能も備えており、サイズ感や重厚感、走行性能のバランスが良いことからも、カーラバ女子に人気を集める要因となっているようです。
スペック
- 【全長×全幅×全高】4,825mm×1,885mm×1,835〜1,850mm
- 【ホイールベース】2,790mm
- 【車両重量】2,050〜2,330kg
- 【WLTCモード燃料比率】8.3〜11.2km/L
- 【トランスミッション】6速AT
- 【駆動方式】フルタイム4WD
- 【乗車定員】5〜7人
- 【新車価格】367万6,000円〜554万3,000円
どんな人におすすめか
ランドクルーザープラドは本格的なSUVに乗りたい人の有力な選択肢となるでしょう。排気量やボディサイズの影響で、より大型のSUVを所有することが難しい人に適しています。
クリーンディーゼルエンジンはトルクがあり扱いやすく、かつ燃費性能にも優れています。アウトドアレジャーを楽しむ女性でも乗りこなしやすさがあるため、日常生活も含めて一台でまかなえる強みを備えていることも心強いかもしれません。
【第3位】スズキ ジムニー
スズキ ジムニー(2018年)
スズキ「ジムニー」は本格的な悪路走破性能を備えているクロスカントリーSUVタイプの軽自動車です。
現行型となる4代目JB64型は、初代および2代目を思わせる無骨なスクエアボディが強調されたもののカーラバ女子から人気を集めています。近年はアウトドアレジャーにチャレンジする女性が増えたこともジムニーの人気に好影響を与えているようです。
スペック
- 【全長×全幅×全高】3,395mm×1,475mm×1,725mm
- 【ホイールベース】2,250mm
- 【車両重量】1,040〜1,050kg
- 【WLTCモード燃料比率】14.3〜16.6km/L
- 【トランスミッション】5速MT、4速AT
- 【駆動方式】パートタイム4WD(FR)
- 【乗車定員】4人
- 【新車価格】155万5,400円〜190万3,000円
どんな人におすすめか
ジムニーは過酷なアウトドアレジャーで使いたい人におすすめです。副減速機とパートタイム4WDが備わっており、優れた悪路走破性能は心強く感じられるでしょう。
本格的なオフロードカーに乗るには車両本体価格が高いと考える人がいるかもしれません。しかし、軽自動車のジムニーであれば、車両価格が手頃で維持費を抑えられるメリットがあります。
【第2位】三菱 デリカ D:5
三菱 デリカD:5(2019年)
三菱「デリカD:5」はミニバンとSUVの要素を兼ね備えた車種です。
日常での利便性に富んだミニバンボディに、オフロード走行でもパワーを発揮できるSUV系統のシャシーを融合させていることが強み。国産車でも独特なパッケージングが魅力となるでしょう。
2019年に実施された大幅改良により、近年の三菱車がもつデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を取り入れた外観デザインに一新。モデル登場から10年以上経過した現在でも人気を維持しています。
スペック
- 【全長×全幅×全高】4,800mm×1,795mm×1,875mm
- 【ホイールベース】2,850mm
- 【車両重量】1,930〜1,980kg
- 【WLTCモード燃料比率】12.6km/L
- 【トランスミッション】8速AT
- 【駆動方式】パートタイム4WD(FF)
- 【乗車定員】7〜8人
- 【新車価格】400万1,800円〜457万7,100円
どんな人におすすめか
悪路や雪道などオフロード走行の機会が多い人に向いています。
スキー旅行や河川でのキャンプ、車中泊などお出かけの頻度が高い子ども連れの家族がデリカD:5に適しているかもしれません。
角ばったスクエア状のボディにより車両感覚がつかみやすく、普段から運転の機会が多い女性でも安心です。
【第1位】トヨタ ランドクルーザー
トヨタ ランドクルーザー(2022年)
トヨタ「ランドクルーザー」は、「#ランクル女子」のハッシュタグがSNSで生まれるほどの人気車種です。
登場から70年以上の歴史がある本格クロスカントリーSUV.悪路を軽々と走り抜ける走行性能、デザインは時代や流行に左右されにくく、その大きな車体と無骨なデザインに憧れる女性が多いようです。
スペック
- 【全長×全幅×全高】4,950〜4,985mm×1,980〜1,990mm×1,925mm
- 【ホイールベース】2,850mm
- 【車両重量】2,360〜2,560kg
- 【WLTCモード燃料比率】7.9〜9.7km/L
- 【トランスミッション】10速AT
- 【駆動方式】フルタイム4WD
- 【乗車定員】5〜8人
- 【新車価格】510万〜800万円
どんな人におすすめか
ランドクルーザーはアウトドアに車を使いたい人や、大型SUVへ乗りたい人におすすめ。
純正トレーラーヒッチが設定されている数少ない車種であるため、ボートやジェットスキーを個人所有している人にも適しています。頑丈なボディによる優れた走行性能を求めるなら、国産車で唯一の選択肢ともなるでしょう。
ただ、大柄なボディの車種であるため、運転に自信のある女性のみがランドクルーザーを選ぶべきかもしれません。