■「イスラエルは2030年までに消滅する」
次になぜアメリカがこの一件で積極的な関与を見せているのかとの質問に対し、ニクリン氏はこれらは実際の国民国家の政策ではなく「グローバリズム政策」が機能していると説明した。
「グローバリストはイスラエルを含むすべての国民国家を破壊したいと考えています。それがグローバリストが危機を生み出す理由です。彼らの計画によればイスラエルは2030年までに地図上に載っていないはずです。すべてのユダヤ人は現在のウクライナ、ロシア、米国の領土に移住しなければならないでしょう」(ニクリン氏)
現在の状況が長引けばなんと2030年までにイスラエルは消滅するというのである。
「もしイスラエルがイランを攻撃したら、どのアラブ諸国がイランを支援できるのか?」との質問にはニクリン氏は次のように答えている。
「イスラエルは過去に、レバノン、シリア、パレスチナ、エジプトなど複数のアラブ諸国を一度に攻撃しました。これらの国は最低限の対戦国です。サウジアラビアとカタールは間違いなくパレスチナを支援するでしょうし、クウェート、UAE、イエメンも同様です。したがってイスラエルは総人口が2億人を超えるアラブ諸国連合と戦争をしなければならないことになります。たとえアメリカが支援したとしても、人口1000万人のイスラエルがこれに対処できる可能性は低いです」(ニクリン氏)

たとえイスラエルがアメリカから全面的な支援を得たとしても、実際に勝利するにはそれだけでは十分ではないとニクリン氏は説明する。
「たとえイスラエルがガザ地区のハマスの戦闘員をすべて殲滅したとしても、戦闘を続けるのに十分な数の戦闘員が他のアラブ諸国に残るでしょう。唯一の合理的な選択肢は、1947年時点の国境でパレスチナ国家成立を承認することです」(ニクリン氏)
一度は採択された国連による1947年の「パレスチナ分割決議」を再び実現させる以外に解決策はないとニクリン氏は語る。ちなみに「パレスチナ分割決議」ではパレスチナは現在のイスラエルの国土の43%の領土を確保することができる。
イスラエル軍によるガザ地区への陸上侵攻がこの先本格化すれば人道面でさらに悲惨な状況になることは火を見るより明らかだ。ともあれできる限り早い時点で戦闘を終結させなければならないし、そうしなければイスラエルの存亡にも関わってくるという話になっているのである。まずは一刻も早い停戦を望みたい。
参考:「Great Game India」、「Natural News」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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