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マニア心をくすぐるレアな展示がいっぱい
4つのエリアに分かれる2階は頭上注意
マニア心をくすぐるレアな展示がいっぱい
アルコン側には、苗穂工場の有志が制作し、イベントなどで人を乗せて走ったミニSLや、さまざまなヘッドマークを展示しています。かつての青函トンネルには、ドラえもんをキャラクターにした「快速・海峡号」や、札幌と上野を結ぶ寝台特急・北斗星、札幌と大阪を結ぶトワイライトエクスプレスなど、個性豊かな列車が運行されていました。
こちらは北海道の電化路線の主役であった711系の運転室を再現したブースです。そのほか回転幕式の行先票や、パンタグラフの仕組みが分かるブースや、動力系統などをカットしたユニットを展示。かなりマニアックですが、鉄道のしくみを知りたい人には最高です。
4つのエリアに分かれる2階は頭上注意
2階は4つのエリアに分かれており、蒸気機関車や観光列車、青函連絡船や苗穂工場の歴史などが展示されています。古い倉庫を改装しているため、天井が低く、ところどころに頭上注意と掲示されています。
JR北海道では、C11型蒸気機関車が引率する観光列車「SL冬の湿原号」を冬季間限定で運行しています。動態復元されたときの様子が紹介されており、かなり骨が折れる作業だったことが伝わってきます。
青函連絡船は、1908(明治41)年に航路が開かれ、本州と北海道を結んでいました。1954(昭和29)年9月26日 に発生した台風15号の影響を受けて、洞爺丸など連絡船5隻が沈没。この事故を契機に青函トンネル計画が具体化されることになりました。