トランプ氏が大統領在職中の2018年、リアリティ番組のスターで実業家のキム・カーダシアン氏との面会後に終身刑を受けたテネシー州の女性に恩赦を与えたことはよく知られているが、カーダシアン氏はその後もさらなる恩赦を求めてトランプ氏と接触していたという。

Axiosが、14日発売のABCニュースの記者ジョナサン・カール氏の新著「Tired of Winning」の内容をもとに伝えたところによると、トランプ氏は任期終了間際、カーダシアン氏との会話で、減刑の要望を聞いた上で「交換条件」をストレートに伝えたという。

トランプ氏が提示した条件は、減刑を与える代わりに、カーダシアン氏にセレブとのつながりを利用して友人のフットボール選手たちにホワイトハウスを訪問させるというものだった。

カーダシアン氏は「不当な刑に服していると信じる人々に正義をもたらすなら小さな代償」であると考え、NFLプレイヤーたちに協力を求めたが、いずれも断られたという。

カール氏によると、トランプ氏は大統領としての最後の2週間、「あまりにも有害」な存在となり「誰も近づこうとしない」孤立した状態だった。

2人のやりとりはこれで終わらない。