今は朝日の紙面とシンクロするように岸田政権の支持率が下がっている。「アドレナリンの人たち」は社会を動かしている気分かもしれないが、それは錯覚だ。

最近岸田政権の支持率を下げた主動力は、LGBTだ、男女同権だで政権の姿勢に不満を抱く保守の人たちかもしれない。最近名乗りを挙げた日本保守党の街頭演説が思わぬ程の動員力を示しているのは、その証左ではないか。だいいち、ネットだSNSだの時代にマスコミがプレイヤーを気取るのは、ドンキホーテみたいで、カッコ悪い。

朝日の人たちは「大きな話題を提供しないと、ますます部数が減る」という気持ちかも知れないが、今みたいな紙面作りは日本にまだ1割くらいは居るんじゃないかと思われるリベラル勢力を喜ばすことはできても、その数以上の(若い)読者を失っている気がする。

かく言う私は40年来の朝日読者で、今も紙とデジタルを取っていて止めるつもりはない。外信が中心だが、「さすが朝日」と思わせる記事があるからだ。

日本の新聞メディアの前途は茨の道だが、朝日には「プレイヤーごっこ」でなく「報道」の道を歩んでほしい。

編集部より:この記事は現代中国研究家の津上俊哉氏のnote 2023年11月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は津上俊哉氏のnoteをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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