さらに、ブランドがわかるような財布を使っている人も少数派です。きちんと財布の中を整理して、自分の持っている財産の情報を確認しておくことに意味はあるでしょう。財布は、個人の財務情報を把握する道具です。所持している金額くらいは把握しておきたいものです。

高ステータスな人は、高級品の長財布にしたことでその地位に辿り着いたわけではありません。ステータスに応じた財布を持つようになったと考えるべきでしょう。大切なのは、人としての中身です。そう考えると、財布のカタチなど無関係であることがわかります。

財布がステータスを決めるのではない

高ステータスの人は、稼ぐことの大変さを知っています。お金のありがたみも知っている上に怖さも知っています。だから、真のお金持ちほど質素な人が多いように感じます。私たちは、普段目にすることができない本物の存在に気付くべきでしょう。

結局、財布は使いやすい形で、分相応であることが望ましいといえます。逆に、安いスーツや靴を身に着けながら、財布だけ「高級品」という方がいたら、きわめて滑稽です。財布の購入で無駄遣いしないことを心掛けましょう。

なお「長財布伝説」は、米国では全く当てはまりません。筆者の知人であるトレーダーの年収は、日本円に換算すると5000万円ほどですが、トレーダーの中では平均的だといいます。カード決済が主なので普段は100ドル程度しか持ち歩いていません。また、コインはジャケットのポケットに無造作に放り込んでいます。

一時期ブームになった、マネークリップ派も多くはありません。職業の種別にかかわらず、財布をパンツのポケットにしまう人が多いと思います。読者の皆様も、海外渡航の際には各国の財布事情をチェックしてみてください。意外な発見があるかもしれません。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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