世の中には、「長財布伝説」というものがあります。長財布を使用しているとお金持ちになり、仕事も上手くいくようです。しかし、筆者は長財布にすることで「お金持ちになった人」や「仕事で成功を収めた人」を知りません。

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高ステータスと財布の因果関係

筆者は立場上、政治家や経営者などとお付き合いしています。まず、高ステータスな人は一目見てブランドがわかるようなスーツは着ません。基本はシングルスーツでオーソドックスです。高すぎず仕立ての良い生地のスーツをチョイスします。シャツも白が基調でネクタイもシンプル。靴はストレートチップが基本です。

差がつくのは小物類でしょう。財布は小物類に含まれます。政治家は、スーツの胸ポケットにしまえる長財布、一方、経営者は二つ折りが多いと思います。レシートやカードで財布がパンパンになっている人を見たことはありませんが、これは物や情報の整理が上手というだけの話です。財布のカタチと現在の身分との「相関関係」はありません。

筆者の個人的な感覚では、政治家や経営者の長財布の比率は6~7割程度です。「高ステータス=長財布」の方程式が当てはまるとは考えられません。あえて傾向を上げるならば、形が崩れることを嫌ってか、財布の小銭スペースに御守りや家族の写真などを入れたり、小銭入れを別に持ち歩いたりする人が多いということくらいです。