岸田首相が年内解散を断念したと報じられています。真の意味での断念というより、解散カードをちらつかせてみたけどそんな状況ではなかったと言ったほうが正しい気がします。
私の岸田氏評は首相当選時から全く変わっていないし、解散の話が出るたびにないだろうと予想してきました。今回も期待通りの展開です。それぐらいわかりやすい方なのです。「定年まできちんと勤め上げること」を正とするサラリーマンタイプの岸田氏には戦国時代の大名の立ち振る舞いのようなかつての日本の首相たちが操った解散カードはどうも似合わないのです。
では今週のつぶやきをお送りします。
なぜ、マスコミは楽天の話が好きなのか?楽天の四半期決算が木曜の引け後にあったのですが今回も盛り上がるだろうと思っていたら日経が期待通りに発表前からニュースを張りました。否が応でも盛り上がります。もちろん嫌味で言っています。なぜ、盛り上がるのか、簡単です。ファンとアンチ派がぶつかっているからです。
アンチ三木谷派の基本的スタンスは、孫正義氏のことを好きでない方と似ているところがあります。つまり迎合しない、既存の慣習に疑問を持つ、叩かれても更にその上を目指すそのスタンスが日本的ではない点です。
日本企業には極論すれば、組織重視、合意形成を重視しながら積み上げていくタイプとカリスマ性のある強いリーダーシップのもとで勝ち上がるタイプのふた通りあります。どちらが良いという答えは無いのですが、それに良し悪しを決めたい人たちがいるのでしょう。
では、公平に判断すれば楽天はどうなのかといえば、ソフトバンクがかつて歩んだ道のりに似ているのではないかなと見ています。
アンチ派の最大の叩きどころは24-25年の社債満期にともなう資金調達の件ですが、会社の規模、資産、そして当の三木谷氏が慌てたそぶりがないところを見れば問題はないとみています。アナリストの標準的な判断もポジティブでアンチ派は感情論が先行してるように感じます。つまりポジショントークと言うことになります。それ以上に個人的にはマスコミが楽天の決算ごときで振り回されてるようでは冴えないなぁと思います。

楽天グループの三木谷三木谷浩史会長兼社長 同社HPより
札幌五輪の30年、34年招致が事実上断念に追い込まれた後、開催推進派に猛烈が逆風が吹きました。38年以降開催にこだわってもその時に何が起きているかわからない、という声です。1972年の札幌五輪のノスタルジーや新幹線札幌開通を祝いたいという地元経済団体の気持ちに対して15年後の話では温暖化の行方やIOCの冬季五輪の構造的見直しの可能性もある中で雲をつかむような話になってしまいました。つまり、この手のイベントにはもろ手を挙げて賛成になりにくい時代になったのです。
2025年大阪万博も札幌五輪と同様、1970年のあの大成功をもう一度、これが原点だと思います。そして地盤沈下が叫ばれていた大阪にもう一度光を、とも言えます。日本シリーズは盛り上がったけれど関西以外では翌日には話題から消えました。でも地元はそれだけでひと月は酒の肴になる、という文化的違いもあるでしょう。しかし、今の万博に対する国際社会、国家の期待度が1970年と大きく異なるため、相当厳しい点は私は何度かこのブログで申し上げてきました。メキシコは参加辞退を検討とあります。
また建設会社も外国からの仕事は請け負いたくないことがあります。理由は海外とのビジネスの進め方の違いです。日本の商習慣やプロセスとは違うし、言葉の問題、考え方の問題で翻弄されるのを建設会社が気がついているのです。
今、海外で活躍するゼネコンは超大手などに限られますが、万博の建設規模ではそれら大手のエリート集団は来ないのです。規模は小さいし、安いし、工事が難しい訳じゃない、ただ、手間がかかるだけなのです。役人や政治家は民間とのつなぎは出来ますが、実態は知りません。理想論を掲げるのは超うまいのですが、全然実態面に則していない、それが現状なのです。万博、私は本当に危機だと思っています。