出だしは港でウロハゼ連発

上総湊には7時ちょい前に到着。缶コーヒーを飲みながらゆっくり準備し竿を出します。案の定この時間帯はアタリなく、釣り人もいません。やがて、港はカワハギ狙いの船釣り客で賑わいだし「今日は釣れる気がする!」「20はかたいかな!」なんていう景気の良い会話が聞こえてきました。

太公望達を乗せた釣り船が港を出ていき、賑やかだった港が静かになると、これが合図とばかりにハゼのアタリが出始める。この時点で、今期は釣れるかどうか半信半疑だったので、ホッと一息です。

堤防ハゼ釣りで18cm筆頭に12匹【千葉】ウロハゼとマハゼの食味の違いは?1匹目に釣れたウロハゼ(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

ヘチを探ってアタリを出す、といった釣り方でポツポツと数を重ねていきます。ここでウロハゼなんてたまに混じる程度、という記憶なのですが、この日は何故か出だしから5連チャン。しかも良型揃い。

堤防ハゼ釣りで18cm筆頭に12匹【千葉】ウロハゼとマハゼの食味の違いは?18cmの良型ウロハゼ(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

そして段々と港にハゼ狙いの釣り人が増えてくると、ようやくマハゼが混じりだし、9時を過ぎると、今度は10cm前後のマハゼのみとなっていきました。

堤防ハゼ釣りで18cm筆頭に12匹【千葉】ウロハゼとマハゼの食味の違いは?スマートなマハゼが釣れる(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
▼釣り場について
上総湊港

湊川はフグの猛攻

やがて下げの潮止まりが近づき、アタリが遠のいてきたところで湊川へ移動。実は港での釣りの最中、地元の方に「湊川の方が釣れるよ」とアドバイスを受けていました。

確かに上総湊で入れ喰いになる場合は港ではなく湊川かな、と過去の記憶を思い出し、長靴を履いて移動します。川に到着すると、予想通り足場が姿を現していました。

早速入れ喰いを期待し竿をだしてみるも……どこを探るもフグ、フグ、フグ。一応入れ喰い、ということであっという間にエサがなくなっていき、湊川ではハゼの顔を見ることは叶わず。

堤防ハゼ釣りで18cm筆頭に12匹【千葉】ウロハゼとマハゼの食味の違いは?フグばかり釣れる(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

ただし、道具を片付けていると、10m位離れた所でやっている方はハゼを連発している様子。竿は5mかそれ以上のものを使っているようで……筆者の3.6mの短い竿が敗因だとしたら、この日ハゼが溜まっている場所、というよりフグがいない場所は遠めにあるようでした。

最終結果

ウロハゼ7匹、マハゼ12匹の19匹。最大はウロハゼ18cm。ここ数年は低調だっただけに、最後はフグの猛攻にあってしまうも、満足の釣行となりました。

左ウロハゼ、右マハゼ。こうして比べてみると、ウロハゼの方が色黒で太め。

堤防ハゼ釣りで18cm筆頭に12匹【千葉】ウロハゼとマハゼの食味の違いは?ウロハゼとマハゼ(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

良型(特にウロハゼ)が多く混じったのですが、10cm前後も多くいたことから、まだまだハゼ(特にマハゼ)の成長は遅れている様子。温暖化? 豪雨? ハゼの気まぐれ? 近年はちょっと予想しづらいのですが……上総湊のハゼ釣りシーズンはまだまだ続くと思います。(外したらスイマセン)