染野唯月(東京ヴェルディ)

2年連続で東京ヴェルディへの期限付き移籍となったFW染野唯月。今季は所属元である鹿島アントラーズでシーズンをスタートさせたが、怪我もあり残念ながら思うように活躍できずにいた。しかし、夏に東京Vへ加入するといきなりゴールをマーク。そこから得点を重ね、今では6ゴールとチームトップの得点数で攻撃を牽引する存在となっている。昨季と同様、J2で見せているパフォーマンスを見れば鹿島が手放す可能性は極めて低い。だが、途中加入ながら抜群の存在感を見せるストライカーをなんとか引き止めたいとも思うのもまた当然と言えるのではないだろうか。


ジェフユナイテッド市原・千葉 FW田中和樹 写真:Getty Images

田中和樹(ジェフユナイテッド市原・千葉)

京都サンガからジェフユナイテッド市原・千葉へ期限付き移籍中のFW田中和樹。15年ぶりのJ1復帰を狙う千葉で、その攻撃への貢献度は高く評価されていることだろう。右サイドを主戦場に鋭いドリブルが大きな魅力。2ゴール4アシストと数字も残して上位進出の立役者となっている。すでにプレーオフ進出を決定させた千葉。悲願のJ1昇格に向けて、田中のチャンスメイクそしてゴールに懸かる期待はますます膨らむに違いない。

V・ファーレン長崎 GK波多野豪 写真:Getty Images

波多野豪(V・ファーレン長崎)

FC東京から期限付きでV・ファーレン長崎へ移籍中のGK波多野豪。ここまで全試合にスタメンフル出場を果たしており、安定した働きでチームを支えている。高いセービング力はJ1で見せていたものと変わらず、プレーオフ圏を争うチームにとって頼れる守護神であることは間違いない。所属元であるFC東京では、正GKとして君臨していたGKヤクブ・スウォビィクに加え若いGK野澤大志ブランドンも成長著しく守護神の座を争っている。両GKの去就にもよるが、波多野にとって所属元に戻ることは再び激しいポジション争いに加わることを意味する。長崎にとっても、1年間ゴールを任せた守護神を失うことは怖いだけに、ぜひともチームに残したい存在と言えよう。


DF阿部海大(ファジアーノ岡山所属時)写真:Getty Images

阿部海大(ブラウブリッツ秋田)

現在13位と昨年とほぼ同じ順位でシーズンを終えようとしているブラウブリッツ秋田。リーグ最下位の得点数ながらこの順位に居られることは守備陣の貢献によるところが大きい。そんな堅守の一角を担ってきたのが、ファジアーノ岡山から期限付き移籍中のDF阿部海大だ。高さ、強さ、速さを兼ね備え、タイプの異なる特徴的なJ2のFW勢を相手に高いパフォーマンスを発揮して秋田の守備を支えてきた。35試合と多くの出場機会を得ていることからも、阿部に対する信頼の高さがうかがえる。去就によっては来季、守備の要を1つ失うことを覚悟しなければならないだろう。


FW森海渡(柏レイソル所属時)写真:Getty Images