コロワイ族

インドネシア、西パプアのコロワイ族は、魔術を実践し、今でも人間の肉を食べていると伝えられている。
コロワイ族が、最近まで人喰いを行っていたと言う人もいるが、これは彼らが西洋からの旅行者の興味を引き、観光を促進するための神話だと説明する人もいる。
しかし、彼らが外界と初めて接触したのが、つい最近だというのは事実である。1974年、科学者グループがコロワイ族を訪れ、文明人として初めて彼らに出会った。
「世界で最も純粋な、そして僻地に住む部族を訪問したかった」と話すイタリアのフォトジャーナリスト、ジャンルカ・チオディーニは、コロワイ族と数日間を過ごした。
コロワイ族は熱帯雨林の中心に住んでおり、まだ文明社会にさらされていないため、古くからの伝統の多くを今も維持しているという。
コロワイ族は、人の不思議な死は、人間の形をした悪魔「カクワ」に起因すると信じている。「カクワ」は、友人や家族になりすまし、後に彼らを殺すことができるという。従って、身近な大切な人を守るために、「カクア」であると疑われた人を人喰いの対象にするということになり、これはコロワイ族の伝統とも語られている。
コロワイ族の人口は現在約3000人と考えられている。
センチネル族

センチネル族は、インド洋東部のアンダマン諸島に浮かぶ北センチネル島に住む先住民族である。彼らは外部の人間との接触を一切断っており、彼らの独特の言語を理解する者はいない。

2017年、撮影隊が彼らを撮影しようとボートで接近したところ、彼らはカメラクルーに矢を放った。ボートが岸に近づきすぎたため、発射された矢の1本は、乗組員の1人を負傷させた。
2018年11月には、アメリカ人宣教師ジョン・アレン・チャウが、部族をキリスト教に改宗させようと島に上陸するも、やはり殺害されてしまった。
インド当局はチャウの遺体回収を試みたが、警察のボートはセンチネル族の反撃に遭い、失敗に終わった。
先住民族の権利活動家で「サバイバル・インターナショナル」のディレクターのスティーブン・コリーは、当時、次のように述べている。
「外部の人間が彼らと接触することにより、彼らにインフルエンザ、はしか、その他の病気を移すリスクが非常に大きい。そして少ない人口が、一気に全滅する可能性がある」(コリー)
同氏はまた、過去の同様の事件においても、センチネル族が自分たちの島を力尽くで守ろうとするので、未解決のまま終わっていると話し、「チャウ氏の遺体は、そのままにしておくべきで、またセンチネル族も同様だ」と語った。
参考: 「Daily Star」、ほか
文=三橋ココ
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提供元・TOCANA
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