全塗装の手順と失敗しないコツ

車中泊用の車をDIYで全塗装!失敗例も含めて上手くいくポイントを紹介
(画像=『MOBY』より 引用)

それでは、ここからは車中泊仕様車の全塗装の手順を1からご紹介していきます。

手順としては6つの手順があります。

1.マスキング

2.足付け

3.ワックスオフ

4.塗料を塗る

5.2度塗り、3度塗りを繰り返す

6.マスキングをはがして完成

それぞれの作業ポイントも紹介しているので全塗装を始める前に一度チェックしておきましょう。

マスキングはとにかく丁寧に!

車中泊用の車をDIYで全塗装!失敗例も含めて上手くいくポイントを紹介
(画像=『MOBY』より 引用)

マスキングはとにかく丁寧に貼っていきましょう。

マスキングの貼り方で完成度が9割決まると言っても過言ではありません。

特に窓の周りは完成後に気になるポイントなので、丁寧に貼っていきましょう。

足付け(やすりがけ)は削り残しがないように

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(画像=『MOBY』より 引用)

車のボディを#600の耐水ペーパーでやすりをかけます。

このときに車体が傷だらけになりますが、表面を荒らすことで細かい凹凸を作るので心配ありません。

表面積が増えて塗料と接する面が多くなるので、塗料がしっかりとつくようになります。

よりきれいな仕上がりにするためにも、全体的にしっかりと傷がつくようにやっておきましょう。

ワックスオフ

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(画像=『MOBY』より 引用)

ウエスにたっぷりとワックスオフをしみこませて車体全体を拭いていきます。

足付けで出た古い塗料やホコリなどの汚れを丁寧に拭き取っていきます。

毛くずのでるタオルなどを使うと、ほこりを余計に車につけてしまうので注意してください。

ここまでが塗る前の下準備となります。

一度塗り始めると後戻りできないので、下準備は時間をかけて丁寧にやっておきましょう。

塗料を塗っていく

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(画像=『MOBY』より 引用)

下準備が完成したら、いよいよ塗装開始です。

水性塗料の場合は塗料1に対して5~15%の割合で水を足して薄めていきます(塗料1kgに対して約0.05~0.15L)。

塗料がさらさら過ぎると塗るときに液だれができてしまうので、水を多く入れすぎないように注意してください。

1度目の塗装はムラがある状態で問題ありません。

全体的に薄く塗っていけば大丈夫です。

2度塗り、3度塗りをする

車中泊用の車をDIYで全塗装!失敗例も含めて上手くいくポイントを紹介
(画像=『MOBY』より 引用)

1度目の塗装が完了したら最低でも1時間(気温や湿度にもよる)ほど時間を空けて2度塗りをしていきます。

乾いていない状態で重ね塗りをしてしまうと、前に塗った塗料がはがれて凸凹になってきれいに仕上がらない可能性があるので要注意です。

しっかりと乾いたのを確認してから再度塗るようにしましょう。

乾く前にマスキングをはがす

車中泊用の車をDIYで全塗装!失敗例も含めて上手くいくポイントを紹介
(画像=『MOBY』より 引用)

完全に乾く前にマスキングをはがすようにしてください。

その理由は「マスキングと一緒に乾いた塗料のはがれてを防ぐため」です。

完全に乾いてしまうと、せっかく塗った塗料がマスキングと一緒にはがれてしまう可能性があります。

2度塗りもしくは3度塗りが完了した時点で、マスキングをはがすようにしましょう。

※このときに塗り残しやきれいに塗れていない場所が出てくるので細めの筆を用意して塗るといいです。

雨の当たらない場所で一晩乾かす

車中泊用の車をDIYで全塗装!失敗例も含めて上手くいくポイントを紹介
(画像=『MOBY』より 引用)

車体の全塗装は完了です。

最後に車体が雨に濡れない場所に停車させて完全に塗装を乾燥させましょう。

水性塗料の場合は一晩が目安とされています。

とはいえ、「雨に濡れない場所なんて近くにない」という方も多いかと思います。

なので、次の日の天気予報など確認しながら雨の降る可能性が低い日を選んで塗装するといいですよ。