“シンプソンズ予言”がまたもや的中するのだろうか。『シンプソンズ』の最近のエピソードでイーロン・マスク氏にまつわる不気味な“予言”が暗示されている――。
■イーロン・マスクのTwitter買収は予言されていた?
アメリカの人気のテレビアニメシリーズ『ザ・シンプソンズ(The Simpsons)』は、1989年の放送開始以来、本国のみならず世界中で親しまれているのはご存知のとおりである。
架空の街である「スプリングフィールド」に住むシンプソン一家が繰り広げるホームドラマをベースとした物語で、個性的なキャラクターたちが家族、社会、政治などに対する痛烈な風刺をユーモアを交えて展開されるストーリーが多くのファンを獲得しているのだ。
物語内でギャグやユーモアとして描かれたことが、後に現実世界の出来事とリンクしたケースが話題となり、それらは“シンプソンズ予言”として非公式に共有されている。
トランプ大統領の出現も的中させたといわれている“シンプソンズ予言”だが、登場人物の中にはあのイーロン・マスク氏を彷彿させるキャラクターも示唆されているのだ。

テスラやスペースXなど名だたる企業の創設者でありCEOであるマスク氏だが、昨年10月に旧Twitterを買収し今年7月に名称を「X」に変更したことでも話題になった。
あるファンからはこの「X」への変更が予言されていたことが指摘されている。
『ザ・シンプソンズ』で2012年に放送されたエピソードでは、ホーマー・シンプソンが新しいロゴに似たアプリを使用している様子が描かれているのだ。確かにスマホ画面には「X」のアプリアイコンがある。

さらに2015年に放映のシーズン26第12話「アイデアの宝庫(The Musk Who Fell to Earth)」では本人役のキャラクターで登場したイーロン・マスク氏のTwitterの買収が予言されていたといわれている。
このエピソードではリサ・シンプソンが「Home Tweet Home」と書かれた巣箱のひな鳥に餌をあげていると、やって来たワシがひな鳥を捕まえて食べてしまう。
腹を満たしたワシが飛んでいくと、そこへマスクが操縦するロケット船がやって来てにエンジンからのジェット噴射でワシが焼死してしまうのだ。
そしてシンプソン家の庭に降り立ったマスクはハイテクの巣箱を発明して作成し、一家の庭に置き土産として残していくのだった。確かに小鳥たちを救った物語のマスクと、現実のマスク氏のTwitter買収がオーバーラップするとも見れなくはない。