1980年代末期から1990年代の初頭頃まで、日本は言わずと知れたバブル期を迎えていた。ありとあらゆる株価や不動産価格が高騰を続けていたこの時代は、熱狂的な好景気であり、日本中が浮足立っていたそうである。不景気な今となっては信じられない話だが、なんと銀行にお金を預けるだけで、たった10年で2倍近くに増えるという、金利までもがバブリーな時代だったのだから本当に驚きだ。
今回は、当時の華々しい経済状況と、コメント欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
バブリーな時代だったのだから本当に驚きだ
2022年5月10日に投稿された、マルク|100年時代の戦略@Marc_life_さんの「親に貯金しろと言われる理由は、コレです。」というツイートには、昭和55年の郵便局の定額貯金における元利金表が添えられている。この投稿には、4800件を超える「いいね」がつき、多くのツイッターユーザーたちからの反響を呼んだ。
今回は、当時の華々しい経済状況と、コメント欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
とんでもない好景気「グングンふえる!」
この表が書かれた昭和55年4月14日は、1972年に終わりを迎えた高度経済成長期と、1980年代後半からスタートしたバブル期のちょうど間にあたる時期だ。特に何かあった時代ではないが、平均して郵便貯金の利率が高いところを見ると、当時の日本の景気の良さが手に取るように分かる。
ちなみに令和4年の現在、郵便局の定額貯金は、元金を100万円として半年複利により計算した税引前の年平均利回りは、期間を6カ月以上1年未満とすると0.002%しかない。昭和55年の表と見比べると、悪い意味でゼロが多すぎる。
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「私もバブルを経験してみたかったなぁ。死ぬまでに日本で再バブルこないかな〜」などの景気の良い時代を羨む声や、「昔は一億円預けると一生暮らせると言われましたね」と、当時を懐かしむコメントが相次いだ。