利益が伸びないのは、顧客からリスペクトされる仕事になっていないからです。
利益を伸ばすには、自分の会社にしかできないオンリーワンの価値を提供することです。そうすれば、レッドオーシャンの価格競争に巻き込まれる事はありません。
そのために必要なのは、自分の得意な利益率の高い仕事を選択し、利益率の低い仕事は捨てる「選択と集中」です。
社員をたくさん雇って、その給与の確保に奔走する。あるいは、大して利益の上がらない商品の売り上げを増やすために、労働時間を費やして消耗する。
これらは、ビジネスのやり方としては、賢明とは言えません。
利益率の高い仕事に絞り込み、小さな労働コストでできるビジネスを構築する。
そうすれば、必然的に労働時間も減少します。
企業経営とは、従業員の雇用維持や取引先の都合に合わせるような「ボランティア活動」ではありません。
経営者が考えるべき事は、事業規模を拡大することではなく、社員数、売上高、労働時間を減らすことです。
年商や社員数が大きいことは良いことだという「幻想」は早く捨てるべきです。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年11月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?