株式会社の存在意義とは、利益を上げ、社会に貢献することだと思っています。そして、その利益もなるべく変動することなく、安定的に増えていくのが理想です。

とすれば、利益ではなく、社員数や売上高を競っている経営者は、何かが間違っていると思います。

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社員の数が多ければ多いほど、固定費の比率が高まります。給与だけではなく、オフィスのスペースも必要になり、損益分岐点を引き上げることになり経営は不安定になります。

同じ利益水準であれば、少ない社員の方が安定した経営になります。

また、同じ利益であれば、売り上げが小さければ小さい方が、利益率が高く効率的といえます。

利益が1億円なら売上10億円よりも5億円の方が、利益率が高く効率経営と言えるのです。

売り上げが多いのに、利益が上がっていないということは、低収益なビジネスに時間を取られていることを意味します。

利益とは顧客からの「感謝の印」です。