スリーコインズのワイヤレスイヤホンとAirPods(第3世代)を実際に聴き比べてみた! どちらが買い?
それでは実際に両者を聴き比べてみましょう。まずは「AirPods(第3世代)」から。
AirPods(第3世代)は、とくに中音がよく響くように設定されており、ボーカルを聞くのに向いています。
かといって低音や高音が弱いわけでもなく、控えめなイメージです。イコライザなどで少し調整するだけで、好みの音にできるでしょう。
また、音の解像度は非常に高く、楽器が多くても一つひとつの音色を聞き分けることができます。そのため音数の多いオーケストラやテクノ系でも問題なく、幅広い楽曲に対応できます。
タッチセンサーは思っていたよりも小さいので誤タッチが少なく、思った通りの操作が可能でした。イヤホンを外すときもタッチが誤反応することもありません。
ただし、今回はAndroidスマホと接続したため、一部の機能は使えませんでした。AirPods(第3世代)はiPhoneユーザーにカスタマイズされたイヤホンなので、iPhoneと接続することで頭の向きを感知した3Dのサウンドが楽しめます。
AirPods(第3世代)は耳にフィットし、タッチセンサーは小さめで、思ったよりも誤タッチも少なく使いやすい印象です(筆者撮影)
次に、スリーコインズのワイヤレスイヤホンをテストしてみましょう。まず、全体的に音がこもっているのが気になります。ボヤっと音の塊として聞こえてくる感じで、それぞれの音がシャープには聞こえません。
そのため低音は響いて広がり気味で、高音は聞こえにくく、音量を大きくすると今度は音が割れます。正直言って音質で褒められるところはひとつもありませんでした。やはり、約16倍も高いAirPods(第3世代)の圧勝です。
しかも、スリーコインズのワイヤレスイヤホンのタッチ操作は敏感すぎて、イヤホンのどこを触っても反応します。誤タッチどころの話ではないので、少し使いにくいと感じました。
スリーコインズのワイヤレスイヤホンは音が良くないだけでなく、イヤホン本体のどこを触っても反応してしまうので、非常に使いにくいのが残念でした(筆者撮影)
最後に両製品のスペックを表で比較してみましたので、ぜひ確認してみてください。
スリーコインズのワイヤレスイヤホンは「ノイズキャンセル」機能に非対応です。またコーデックがAACまでなので、音質はさほど良くありません(表は筆者が調査して独自に作成)
まとめ
いかがでしょうか? 今回はスリーコインズの、ワイヤレスイヤホンとAppleのAirPods(第3世代)を実際に聴き比べてみました。
その結果は、音質も操作性も圧倒的にAirPods(第3世代)のほうが上でした。まるで小学生とプロボクサーが試合をしているような感じで、比較するのがかわいそうなほどです。
AirPods(第3世代)は「やはり約16倍も高いだけのことはあるな」と妙に納得させられました。
音質はもちろんですが、タッチ操作でもここまで差が出るのは見逃せません。スリーコインズの、ワイヤレスイヤホンは誤タッチせずにイヤホンを外すことが難しいほどで、操作性はよくないのです。
その点、AirPods(第3世代)のタッチ操作は快適で、誤操作することはほとんどありませんでした。このあたりの凄さは実際に使ってみないと分からないものです。
とはいえ、スリーコインズのワイヤレスイヤホンは、1,650円とは思えないほど見た目がオシャレですしカラバリも豊富。さほど音質を気にせず、とりあえず音が聞こえればいいという人であれば、アリなのかもしれません。
事実、3COINS公式通販サイト「PAL」では2023年7月14日時点で、全モデルが在庫切れになっているのです。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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