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2ドアクーペがデートカーとして人気だった時代の定番車種
「スケベノブ」こそ本質!2代目プレリュード(1982年)
2ドアクーペがデートカーとして人気だった時代の定番車種
男女平等、LGBT、行き過ぎとしか思えない性表現狩りなど、真面目な人から愉快犯まで、はたまた利権争いまで絡みそうな物議をかもす男女の問題ですが、それでも男が女をデートに誘うならこんなクルマ…という話題は尽きません。
今だと外車やSUVが一番人気という事になりそうですが、かつてはスポーティな2ドアクーペがデートカーとして人気という時代もあったものです。
今回はMOBY編集部がAIに聞いてみた、「30~50代のクルマ好きが気になる名車」の中から、2代にわたる人気で1980年代を代表するデートカーといえる、2代目/3代目のホンダ プレリュードを、あくまでデートカーとしての視点を中心に紹介します。
「スケベノブ」こそ本質!2代目プレリュード(1982年)
ホンダが初のFFスペシャリティクーペとして開発、日本ではスポーティ路線の新販売系列として1978年に誕生した「ベルノ店」のフラッグシップモデルとして、同年に発売された初代プレリュード。
FF車としては優れたハンドリングや、サンルーフ、高級内装などで歴史的名車とされる事もありますし、海外では人気だったものの、国内市場ではハッキリ言って泣かず飛ばず。
時期的にクサビ型の「ウェッジシェイプ」や、車体表面を平滑化する「フラッシュサーフェス」といったデザイン手法が使えなかったとはいえ、シビックやアコードを引き伸ばしただけに見えなくもないデザインは、日本人ウケしませんでした。
しかし2代目にモデルチェンジした1982年、新しいデザイン手法が使えるようになっていていましたからプレリュードは思い切ってボンネットを低く下げ、リトラクタブルヘッドライトを備えた「カックィ~!!」と言わせるクーペに大変身!
DOHCだ、ターボだと他社が気合を入れているのを横目に、エンジンは平々凡々な1.8リッターCVCCのデュアルキャブエンジンでしたが、別にレースやラリーでテッペンを狙うでなし、カッコよければ何でもいいのです。
昼は鋭く空気を切り裂き、夜にはパカッと開いてにらみつける、リトラクタブルヘッドライトによるフロントマスクの「昼と夜の二面性」は、デートカーの演出にも一役買いました。
そして、夜に人目のつかない場所で停められたプレリュードの車内では、運転席の男性が、運転席側についているレバーで、デートのお相手を載せた助手席をパタンとリクライニング…ああ、これ以上は書けませんね?
そりゃ4輪ABS(当時のホンダでは「ALB」と呼んだ)や、後期型の2リッターB20Bエンジン、プレイベーターによるツーリングカーレースといった、ハイテクだのスポーティだのといった話題はあります。
しかし2代目プレリュードに求められた役割、そして大ヒットした最大の理由といえば、世のカップルにとって無粋や野暮になりがちな操作から開放した通称「スケベノブ」による、「男と女のロマン」にほかならないでしょう。
国も少子高齢化対策を本気で進めたいなら、スケベノブの標準装備くらい考慮すべきでは?
ナントカの同意書も、コネクテッドカー時代なら車内で一発送信できそうですし。