リーグ・アン所属の日本人選手評価額
フランス1部のリーグ・アンで戦う日本人3選手のうち、10月のアップデートによって市場価値が最も高額となったのはスタッド・ランス所属のFW中村敬斗だった。
日本代表でも存在感を増すウインガーの評価額は、オーストラリア1部のLASKリンツからランスに移籍した際の移籍額1,000万ユーロ(約16億円)や23歳という年齢も相まって、1,200万ユーロ(約19億円)となっている。中村は10月13日に開催された日本代表のカナダ戦で左足首に剥離骨折を伴う重い捻挫を負っており、復帰が待たれている。
中村とチームメイトのFW伊東純也も1,000万ユーロ(約16億円)と安定した評価額を維持。活躍度はもちろん年齢も考慮されるため、30歳でなおこの評価を維持していることが素晴らしい。また、昨2022/23シーズンはチームの期待に沿えたとは言い難いASモナコのFW南野拓実は、今2023/24シーズン開幕から好調をキープ。評価額は上昇し1,000万ユーロ(約16億円)となった。
5大リーグ以外で戦う日本人選手評価額
これまでに挙げた5大リーグ以外でも日本人選手は多くプレーしているが、なかでも評価額が概ね高額なのがスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)に所属するセルティックの日本人選手たちだ。
- FW古橋亨梧:1,400万ユーロ(約22億円)
- MF旗手怜央:1,100万ユーロ(約17億円)
- FW前田大然:600万ユーロ(約9億5,000万円)
その他、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のスポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガル所属で日本代表でも主力のMF守田英正は1,200万ユーロ(約19億円)。エールディビジ(オランダ1部)で戦うAZアルクマールのDF菅原由勢は1,000万ユーロ(約16億円)、フェイエノールトのFW上田綺世は800万ユーロ(約13億円)の評価額となった。
ほかにも、ジル・ヴィセンテ(ポルトガル1部)のMF藤本寛也が300万ユーロ(約5億円)を記録し、現チームに加入以来の上昇を続けている。また、スパルタ・ロッテルダム(オランダ1部)のMF斉藤光毅も藤本と同額の300万ユーロ(約5億円)を記録した。
その他にも200万ユーロ(約3億円)を超える選手が複数存在しており、徐々にではあるが日本人選手全体の評価額が上がっているのは間違いないだろう。近い将来、Jリーグから海外チームへの移籍金が上昇し、選手の価値も向上することを願っている。