セリエA唯一の日本人選手評価額

今季イタリア1部のセリエAで戦う日本人選手は、ラツィオ所属のMF鎌田大地のみ。鎌田の市場価値は、日本人選手第3位となる2,700万ユーロ(約43億円)だ。今年8月に加わったラツィオでは、国内リーグ戦の第3節ナポリ戦で移籍後初となる決勝ゴールを決めチームに勝利をもたらしたが、第5節以降はスタメンを外れている。マウリツィオ・サッリ監督からの強固な信頼を掴みイタリアの地で活躍できるか、今後に注目したい。

SCフライブルク MF堂安律 写真:Getty Images

ブンデスリーガ所属の日本人選手評価額

ドイツ1部のブンデスリーガでプレーする日本人選手は現在7人。その中で最も市場価値が高いのは、SCフライブルク所属のMF堂安律。今年6月の日本代表戦でも大活躍した25歳のアタッカーの評価額は、1,800万ユーロ(約28億円)となっている。第8節のボーフム戦で今季初得点を挙げており、今後も得点量産が期待される。

また、日本代表の主力でもあるDF2人の評価も上昇している。VfBシュツットガルト所属で左サイドバックのレギュラーを務めるDF伊藤洋輝は1,000万ユーロ(約16億円)から1,700万ユーロ(約27億円)へと上昇。ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属で開幕からスタメン出場を続けるDF板倉滉も、1,200万ユーロ(約19億円)から1,500万ユーロ(約24億円)へと上昇した。

VfLボーフム所属のFW浅野拓磨は400万ユーロ(約6億円)、アウクスブルク所属のMF奥川雅也は250万ユーロ(約4億円)、VfBシュツットガルト所属のMF原口元気は100万ユーロ(約1億6,000万円)、アイントラハト・フランクフルト所属のDF長谷部誠は39歳という年齢もあって80万ユーロ(約1億3,000万円)に留まっている。

また、ドイツ4部相当のレギオナルリーガ所属ではあるが、19歳のMF福井太智も評価額を60万ユーロ(約9,000万円)へと上昇させた。2022年、17歳でサガン鳥栖のトップチーム入りした福井は、今季バイエルン・ミュンヘンのセカンドチームに移籍。9月16日のブンデスリーガ第5節でトップチームのベンチ入りを果たすと、同26日にはDFBポカール(ドイツ杯)1回戦に途中出場しトップチームデビューを飾っており、今後が楽しみな1人だ。


スタッド・ランス FW中村敬斗 写真:Getty Images