寿限無に関する豆知識

寿限無は落語の話の中でも一般の間で広く知られている噺の一つです。
上方落語では、「長名」という題名で伝わるこの作品の豆知識をご紹介します。
もともとは悲惨な物語だった寿限無
今の寿限無のオチは、殴られた近所の子が寿限無くんの親に抗議しているうちに、名前が長すぎてこぶが引っ込んでしまったというものです。
しかしもともとはもっと悲惨な話だったとされます。
ある時、寿限無くんは川に落ちてしまいます。
一緒にいた友達が大人のところに行き助けを求めるのですが、「寿限無寿限無~~君が」と名前も略さずに言ってやり取りしているうちに助けが遅れてしまい、寿限無くんがおぼれてしまい亡くなってしまうという物語でした。
しかし時代の変化とともに、子供が死んでしまうという話は結末としてふさわしくないと指摘されるようになり、オチが見直されて今の話になったといわれています。
このようにして、話に変更が加わるのは落語の世界で決して珍しくないです。
時代の変化とともに柔軟なところもあるのですね。
落語家の基礎訓練にもされる寿限無
寿限無は、落語の中では前座噺に含まれます。
話の内容云々よりも、落語家の基礎訓練として用いられることが多いです。
例えば話を暗記するための訓練、会話の間の取り方を学ぶ、人物の演じ分け目的で利用されます。
現在有名な落語家でも、最初の練習としてみっちり覚えさせられたという話もよく聞きますね。
寿限無の話は広く知られています。
だからこそ面白くするには高度な技術が要求されるともいわれています。
まとめ
ジュゲムジュゲムという言葉は聞いたことがあるけれども、ジュゲムという言葉はどれほど長いのかや、具体的な内容については知らない方も多かったのではありませんか?
実はめでたい名前を付けたいという親の気持ちがよく表れていたある種の親バカからはじまった落語の噺だったのです。
ここでは2パターンのオチについて紹介しましたが、そのほかの展開もあるみたいですよ。
いろいろな落語家さんの寿限無を聞いてみるのも面白いかもしれませんね。
提供元・FUNDO
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