宅建士以外の「人生挽回」できる資格とは?

 宅建士以外にも狙い目の資格があるのかも気になるところ。

「管理業務主任者という国家資格もいいでしょう。マンション管理業者が管理組合などに対して、管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必要となる資格で、こちらはマンションの管理業を行うにあたって管理事務の委託を受けた管理組合30組合につき1名以上資格保有者を設置しなければならないからです。合格率は20%前後なのでがんばって勉強すれば合格を狙えます。

 ほかには、貸金業務取扱主任者という国家資格も、貸金業を営むにあたって従業員50名につき1名以上の資格保有者がいなければいけないので、需要のある資格といえるでしょう。ハローワークの求人などでも、こうした資格保有者を探している企業の求人情報が多く出てきますので、要件付きの資格を持っていれば職歴がなくても就職で有利になるはずです」(同)

 宅建士をはじめ、管理業務主任者や貸金業務取扱主任者の合格率から考えると、決して簡単に取得できる資格ではないことはわかる。ただし、就職や転職に苦しんでいる人にとって、これらの資格取得は有効な打開策になりそうだ。

(文=A4studio、協力=並木秀陸/ナルミナスキャリア代表)

提供元・Business Journal

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
地元住民も疑問…西八王子、本当に住みやすい街1位の謎 家賃も葛飾区と同程度
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
現役東大生に聞いた「受験直前の過ごし方」…勉強法、体調管理、メンタル管理
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?