2023年5月より、新型コロナウイルスが5類感染症に位置付けられました。それにより、リモートワークから出社へと移行した人も増えています。出社回帰の流れを受け、疲労を感じる人も多いとか。
パナソニック株式会社は、今年通勤もしくは出社したことがある20〜59歳1,000人を対象に、働く人の疲労に関する意識調査を実施。ピラティスインストラクターに、疲労ケアのコツも聞きました。
出社が増えた人の86.8%が疲労を実感
昨年と比べてオフィスへの出社頻度が増えた人は、「とても増えた」「まあまあ増えた」を含めて26.5%です。そのうち、疲労を感じると回答したのは86.8%となりました。
特に疲れを感じる部位は、上位が「目」で56.4%でした。「肩」(53.2%)、「足・脚」(43.4%)、「腰」(43.3%)、「首」(42.7%)と続きます。
私生活に影響する出社頻度の増加
出社頻度が増加することで、自分のために使える時間が「とても減った」「やや減った」と感じる人は65.6%に上っています。
1日の疲れをケアするための時間の使い方については、全体の64.1%が「短時間で効率よく済ませたい」と回答。平日(勤務日)の疲労ケアに使いたい時間の理想は「60分」が最多となりました。
とはいえ、現実の疲労ケアに使える時間は理想と比べて低く、平日(勤務日)の上位が「30分」(15.9%)、次いで「0分」(15.8%)、「10分」(15.3%)です。
自宅の疲労ケアは「効果」重視
自宅での疲労ケアにおいて重視するポイントとして一番多かった回答は、やはり「効果があること」(68.1%)。「簡単にできること」(55.8%)や「コストをかけずにできること」(54.3%)、「短時間でできること」(46.2%)などコスト・タイムパフォーマンスを重要視する声も多いそうです。
疲労ケアとして行いたい方法、現在行っている方法、過去に行っていた方法について尋ねたところ、いずれも「睡眠」「入浴」「自宅でのストレッチやマッサージ」が上位であり、自宅で可能な方法が多いことがわかりました。
「あなたは日々の疲労ケアのために自宅環境に投資したいと思いますか」という質問に対しては、42.9%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答。
そのなかでも、「高くても確実に効果がありそうなものを買いたい」「どちらかといえば、高くても確実に効果がありそうなものを買いたい」を合わせると70.8%となっており、疲れを解消できるのであれば、費用が多少かさんでも構わない人がかなり多いもようです。