レース報告・豊島怜 ST1000・#13

豊島怜 コメント

鈴鹿8耐を経験したお陰で、1本目からハイペースで走行することができました。しかし木曜、金曜のフリー走行で調子は良かったもののデグナー1個目の縁石にステップをヒットさせての転倒や、ダンロップコーナーでハイサイドを喰らってしまい、耐えたのですがコースアウトしてしまい、壁が近かったのでバイクから飛び降りました。こちらも怪我は無かったのですが、チームの皆様に迷惑をかけてしまいました。

予選は開始1周目で8秒台に入れる事ができ2周目のアタックで全てのセクターで自己ベストを更新している中、赤旗が提示されてしまい一時中断。そこでアタックが終わってしまいました。結果は10番手で4列目からのスタートとなりました。

決勝は4列目からスタートを決め、1周目を9番手で通過しました。しかし2周目に入ったところ、1コーナーに向かって強風が吹いていた為、1コーナーで思ったよりもブレーキが止まらずコースアウトをしてしまいました。コースアウトした先の舗装路がウェットコンディションだった為、復帰に少し時間がかかってしまいセカンド集団の先頭になり、抜け出してからは単独でのレースとなりました。一定のペースをキープしながら集中して走り、最終ラップの最終コーナーで転倒復帰していたライダーをギリギリで抜いて4位でチェッカーを受けました。

今シーズンの集大成として臨んだ最終戦では悔しさもありますが、まずは今季ベストリザルトとなる4位を獲得することができました。直近の3レースでは6位→5位→4位と3連続で入賞することができて、シリーズランキングで7位を獲得することができました。ランキング6位まで3ポイント差、5位と6ポイント差の激戦でした。昨年は成長しながらもDNFが多く結果に結びつけられませんでしたが、今年は更にタイムアップを計りながら全戦完走の目標をクリアしてシーズンをまとめることができました。

これも日頃から支えてくださる皆様のおかげです。まだまだ発展途上なのでこれからも成長していけるように精進します。スポンサーの皆様、チーム関係者の皆様、誠に有難うございました。

レース報告・アクスタイヨウ JP250・#61

アクス タイヨウコメント

鈴鹿サーキットに行くのは初めてでした。 子供の頃にここでのレースをテレビで見ていたのを覚えていますが、まさか鈴鹿でレースをする機会があるとは思ってもいませんでした。このような素晴らしいサーキットでレースができてとても光栄でした。

事前テストが出来ない状態でスタートしたため初日は少し不安もありましたが1本目の走行でライバル勢について走ることが出来て、まずまずのペースで走ることが出来ました。サーキットを理解することができたし、競争力を発揮するために何をしなければならないのかも判りました。自信を持って2日目に臨むことができましたが、残念ながら午前中の走行で高速コーナー(130R)で転倒してしまいバイクを大きく壊してしまいました。幸いなことに怪我はありませんでした。バイクはダメージを受けましたがメカニック達が短時間で素晴らしい仕事をしてくれて予選に向けマシンを修復してくれました。

しかし予選を走りだすと転倒によるダメージが残っていて、ギヤトラブルにより思うようにアタックできず総合18位に沈んでしまいました。午後までの決勝にむけて時間が無い中でチームはエンジン交換やその他の微調整を行って決勝に送り出してくれました。

レースはとても難しかったですが、1周目で順位を上げて5位争いに加わることができて、レース中には予選よりも2秒以上ペースアップする事が出来ました。8周と短い周回の中で何度も前に出ましたが集団を抜け出すことが出来ず残念ながら集団の中でチェッカーを受けて総合11位で最終戦を終える事となりました。サポーター、スポンサー、チームの皆様、応援ありがとうございました。