世界的に注目されるトレパネーション

 トレパネーションは1990年代以降、インターネットの普及を背景として世界的に注目されるようになった。

 日本では漫画家の山本英夫が、トレパネーションをテーマとした漫画『ホムンクルス』を2003~2011年に連載し、2021年には同作品の実写映画が公開された。同作品に情報提供者として関わった身体改造ジャーナリストのケロッピー前田による積極的な紹介もあり、日本でもトレパネーションが広く知られることとなった。

頭蓋骨に穴を開ける「トレパネーション」を現代に蘇らせたバート・フーゲス! 永続的なハイを感じ続ける!?
(画像=画像は、「Mad Scientist Blog」より,『TOCANA』より 引用)

 トレパネーションは、古代文明で行われていた外科手術をルーツとする。考古学者は、南極大陸を除くすべての大陸で、穴の開いた頭蓋骨を発掘した。その一部は紀元前10,000年にまでさかのぼる。ローマ帝国時代のギリシャで活躍した医学者のガレノスは、脳出血によって引き起こされた頭蓋内圧を軽減するために患者の頭蓋骨に穴を開けたとされる。

 古代人の頭蓋骨の穴が意識の覚醒のために開けられたものであると考えるのは、マッドサイエンティストの妄想なのか、それとも科学的な根拠のもとづいた真実なのかは、いずれ明らかになるのかもしれない。

参考:「Mad Scientist Blog」「CABINET」ほか

文=標葉実則

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提供元・TOCANA

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