ライディング時の個性となるヘルメット。国内外からさまざまなデザインや質感のヘルメットが発売されているが、数ある製品の中に他とは異なる輝きを見せるヘルメットがある。表面に独特の手触り感を持ち太陽の光にキラリと輝くそれは、ジャムテックジャパンが生み出した<72Jam>逸品もの・JCP・VNTという名でラインナップされているハンドメイドペイントシリーズだ。それに込められた職人技とこだわり、そして情熱を紹介しよう。

<逸品ものシリーズ>カスタム72JAM フレイムス Newクロス RED … 3万800円(税込)

職人魂がこもった<72Jam製ジェットヘルメット>

カラフルでスピード感あるグラフィックからシックな雰囲気の物まで、さまざまなカラーリングのものが存在するヘルメット。一般的に単純な塗り分けは塗装で行われ、複雑なグラフィックは転写シートを貼り込む手法を取ることが多い。
「実は転写シートを貼るのも簡単なことじゃない。あれだけのクオリティで仕上げるには、技術も設備も高いレベルでないとできません」とジャムテックジャパンの飯野さんは言う。
「国内外の有名ヘルメットメーカーの工場見学をしたことがありますが、どこも非常にレベルが高い作業内容だと思いました」
ペイントのプロの目で見てそうなのだから、かなりのものなのだろう。しかしジャムテックジャパンはそんな大手メーカーとは異なる “独自の手法” でオリジナリティあふれるヘルメットを量産している。

ジャムテックジャパン・飯野 充さん

ちなみにジャムテックジャパンは、もともとオートバイやヘルメットのカスタムペイントを請け負う塗装業を営んでいた。また過去にはモーターショーに出展されるメーカーのコンセプトモデルの製作やペイントなどを行ったことも数多い。それらは当然のことながらハイレベルな完成度が要求される。そんな高度な作業で培った技術やノウハウ、モノ作りの経験を活かし、大手メーカーとは異なる手法によって独自の世界観を持つオリジナル・ヘルメットを製作。
<72Jam>というブランドでさまざまなデザインのヘルメットを世に送りだしている。

これでカタログモデルの極々一部。
72Jamヘルメットとは<安全性><機能性><デザイン性><価格面>の4つを基本コンセプトにして生まれたオールラウンダーなジェットヘルメット。アパレル感覚で選ぶことができるグラフィックが特徴で、SG規格・PSCマークを取得しているので安全性も確保されている。
なにより最大の特徴は、職人の手によって生み出される美しいグラフィックだ。