一方、サラリーマンが入る健康保険組合の健康保険料は「標準報酬月額×保険料率÷2」で算出ができます。年収300万円台で、標準報酬月額が26万円とすると、40歳未満の介護保険未加入の人ならば、標準報酬月額(26万円)×保険料率9.81%÷2で計算します。(標準報酬月額や保険料率は組合や地域によって変わってきます。2で割るのは会社負担分です。)

年収300万円の手取り額や生活レベルとは? Pacebox

月額を計算すると26万円×0.0981÷2=12,700円程度となります。

40歳以上の人にはこれに介護保険が、公務員でない給与所得者の人には雇用保険が上乗せされます。

一般的に収入が不安定な国保加入者には大きな負担となっていることがわかります。

一方、引き上げの対象者は1.35%で、単身世帯で言うと年収1160万円以上の人だけが対象なので落ち着こうという声も。上限額があることは高所得の人に有利になるという批判も高まっていますので、その面では改善と言えます。

ただし現時点までの保険料の値上げは凄まじかったようですし、これからも続きそうです。稼ぐ人には痛手となりました。

このままでは健康保険という制度自体が崩壊してしまうことが懸念されます。

いますべきことは分かりきっているのですが・・・。

国保は強制加入なのでふつうの人は逃げようがありませんが、正直者がバカを見ることのない制度にしてほしいものです。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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