目玉は補正予算:補正予算のスケジュールと意義

今回の臨時国会の目玉は、補正予算でしょう。

補正予算とは、会計年度途中に、緊急に必要となった場合などに追加の支出をするための予算をいいます。

2020年は過去に例を見ない新型コロナウイルス感染症対応として、2022年は物価高などへの対応としてそれぞれ、3回、2回と補正予算が作られていますが、2023年度においては、今回の補正予算が初めてです。

補正予算は当初予算と違い、決まったタイミングで作られるものではないので、年によっては作られない場合もありますが、近年は毎年のように補正予算が作成されています。民間の皆さんは、毎年度補正予算が出されることを前提に準備を進めておくことが必要になってきています。

例年8月末に各省庁のHPで概算の予算案が公表され、年度末までに国会で可決成立する当初予算と異なり、補正予算はそのスケジュールがタイトです。今回のケースで言うと、岸田総理が補正予算を臨時国会に提出することを対外的に発信したのは、9月29日です。数週間というかなり短い期間で予算の中身が考えられていることがわかると思います。

知らないうちに補正予算が成立して、執行が始まってしまった、ということにならないよう、補正予算に何が入りそうか、前もって確認しておくとよいでしょう。今回は、補正予算の編成が行われることをキャッチしたあと、どんな要素が補正予算に入りそうかを最小限の労力で知る4つの方法をお伝えします。

(この続きはこちらのnoteから)

(執筆:西川貴清、監修:千正康裕)

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編集部より:この記事は元厚生労働省、千正康裕氏(株式会社千正組代表取締役)のnote 2023年10月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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