コバンザメだけじゃない!「片利共生」で得をしている生き物

力ある人にすり寄ることを意味する「コバンザメ」。実際のコバンザメはどんな生き物?
(画像=『FUNDO』より 引用)

世界には多くの共生関係を築いている生き物がいます。
中には、コバンザメのように一方的に自分だけ得をしている片利共生の関係を築いている生き物もいます。

いくつかその代表例ともいえる生き物をご紹介しましょう。

イソギンチャクに隠れる「クマノミ」

クマノミは、イソギンチャクに隠れながら生活しています。
大型魚類から食べられるのを避けるのはもちろん、イソギンチャクが持つ毒を活用して、外敵から身を守っているのです。

もともとイソギンチャクの毒に対しては免疫もなかったのですが、クマノミは徐々に進化の過程で免疫を持つようになったとされています。
それゆえ、イソギンチャクの近くにいても安全なのです。

グンタイアリの後を追う「アリドリ」

中南米に生息する「アリドリ」は、グンタイアリの後を追いアリから逃げる虫などの小動物を捕食する鳥です。
アリを追いかける行動から「アリドリ」と呼ばれるようになりましたが、グンタイアリから逃げる虫などが目的なのでアリを食べるわけではありません。

他にもオニキバシリなどの鳥類も同じような行動が見られるのですが、世界を見てもこういった行動をする鳥類は限りなく少ないと考えられています。

ナマコの体内に住む「カクレウオ」

カクレウオは、他の生き物の体腔内に隠れ住む生き物です。
主にナマコなどの海底生物の中で生活している姿が確認されています。

昼間は体腔内に隠れているのですが、夜になると捕食活動を行うために外に出ます。
母体を隠れ家として使っているわけですね。

寄生虫のように母体となる生き物を食い荒らすという意見もありますが、その行動が明確となる証拠があるわけではありません。
過去にはナマコ1匹に対して、カクレウオ15匹が住んでいた例も発見されているのだとか。

まとめ

コバンザメは、強い者からおこぼれをいただこうとする人のたとえです。
その比喩表現には、コバンザメという生き物そのものの特性が由来となっています。

提供元・FUNDO

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