10月に入ってから朝晩は気温が一桁になり、一気に寒くなってきたここトロント。まだ冬本番ではないとはいえ、フリースやコートが手放せない時期になってきました。
カナダには10月の最初の月曜にサンクスギビングという祝日があります。その週末は3連休で、実家に帰って家族と過ごすカナダ人が多いのですが、私はこの週末を利用し、トロント近郊にあるウォータールーという街に住んでいる友人宅を訪ねました。そこでの経験がとても楽しいものだったので、今回の記事ではウォータールーで訪れた、「ビール工場」と「オクトーバーフェスト」についてご紹介します。
目次
ウォータールーという街について
ウォータールーにあるビール工場
ウォータールーという街について
今回訪れたのは、カナダのオンタリオ州にある「Waterloo(ウォータールー)」という街で、トロント都市部から西に1時間くらい車で行くとあります。
Toronto (トロント)から西へ行き、Kitchener(キッチナー)というところの一部がウォータールーです。人口約12万人と小さな街ではありますが、University of Waterloo(ウォータールー大学)、カナダ最大手の保険会社「Sun Life Financial」と「Manulife」、携帯会社のBlackberryの会社などがあり、経済が非常に盛んな都市です。市民の平均年収や就職率は、カナダの国民平均のそれと比べて非常に高く、中〜上流階級の家庭が比較的多いエリアであることが言えます。(ウィキペディア調べ)
また、キッチナー・ウォータールーではドイツ発祥のオクトーバーフェストというお祭りが非常に盛んで、ドイツ国外では世界最大、2013年には70万人以上の人がオクトーバーフェストに足を運びました。新型コロナ後、その規模は縮小してしまったかもしれませんが、今回オクトーバーフェストにも訪れてきたので、後ほど詳しくご紹介します。
ウォータールーにあるビール工場
まず、ウォータールーには、「Waterloo Brewing」というビール工場があります。ここのビールは結構有名で、トロントの大手スーパーにも置かれているのをたびたび目にします。

お店の中に入ると、ビールと物販のお店と、その奥に実際にビールが飲めるバーとがありました。まずは物販から覗いてみることにしました。


Tシャツやパーカー、帽子などが置いてありました。ここのビール工場のトレードマークは猪で、どの商品にもマークが見られます。


ラガー、アンバー、ダークビール、IPAなど、定番な種類のビールのほかに、ラドラーという、ジュースとビールのミックスされたビールも置いてありました。アルコール度数が低めで、かつ甘みがあるので、ビールの強い苦味やアルコールに弱いけど飲みたい人にはおすすめです。夏の暑い日にぐぐっと飲みたいときは、こちらの方が飲みやすいので、私は個人的に好んで飲んでいます。ここのブルワリーでは、グレープフルーツ・グアバライム・タルトチェリーのラドラー3種類が販売されていました。また、ホップのビールも販売されていました。1缶2ドル(約200円)と、他のビールに比べて安かったです。


イートインスペースに移動し、出来立ての生ビールを1杯飲むことにしました。吹き抜けで天井が高く、窓も大きいので店内がとても明るい雰囲気でした。

至る所にいる、トレードマークの猪さん。

本日のビールの一覧です。生ビールと缶ビールがあるとのことで、せっかくビール工場で飲むんだから、生ビールがいい!というわけで、今回はメニューの上から3つ目の「Waterloo Saison」を選びました。

少し濁りのある、夏限定のビールです。夏限定だからか少しフルーティで飲みやすく、苦味はあるものの後味さっぱりで、とても美味しかったです。小さいビール工場なので、見学や試飲はありませんが、どでかい蒸留タンクを横目に生ビールを飲むと気分は最高です。吹き抜けで開放感もあり、とても居心地が良く、また来たいと思いました。