いよいよご対面?聖観世音菩薩のお姿とは...

さて、浅草寺の外国人観光客の多さには本当に驚きますが、日本を代表する観光名所に間違いなさそうです。仲見世を抜けると、大きな鉢「常香炉」から立ちのぼる煙を体に押し当てている人がいました。煙でお清めをするようですが、悪い部分を治すとも言われているようですね。

ようやく、本堂が目の前に現れました、それにしても大きくて圧倒されます。階段を登っていよいよ例の「聖観世音菩薩」の元へ。ここでも人の間をすり抜けながら前へ前へと進みます。御宮殿の前に立ちましたが、扉は閉まっていて聖観世音菩薩のお姿は見られません。それもそのはず、この聖観世音菩薩は絶対秘仏とされていて誰も見ることができないのです。

お顔は見えずとも、すべての人の願いを聞いてくださる仏様とあって、しっかりとお願い事を伝えました。そしておみくじを引くと大吉、願いを聞き届けてくださったように思えてホッと一安心です。実は体調があまりよくなかった今回の旅だったのですが、初めて駒形堂に導かれて以降、今日にかけて体調が徐々に良くなっていく感がありました。

それはあくまでも私個人の体験談ですので、必ず誰にでも当てはまるという断言はできないのですが、不思議なタイミングだったなと今になって感じています。思うにここら一帯は、昔からずっと観音様のお見守りがある地域なのかも知れませんね。

蔵前から浅草にかけての街歩き。隅田川沿いの風景はどことなく優しく、今と昔が混じっている穏やかな記憶を届けてくれました。東京の下町を穏やかに観光したい人は、駒形堂の読経に行ってみたり、この近辺を散策してみるのはいかがでしょうか。

浅草寺

  • 住所:東京都台東区浅草2-3-1
  • TEL:03-3842-0181(日曜・祝日を除く、9:00~16:30まで)
  • 本堂の開堂時間:6:00~17:00(10~3月の開堂時間は6:30)

文・写真・Hinata Yoshioka/提供元・たびこふれ

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