取り付けも手軽ですぐに使える!




今回は『B+COM TALK アームマイク UNIT』を実際にオープンフェイスヘルメットへ取り付けてみたのだが、取り付けが簡単で分かりやすいという点も実にB+COMらしいと感じた。
B+COM TALKは本体とヘルメットの固定が面ファスナーとなっており、アームマイクについてもチークパッド裏にアームマイク用の面ファスナーを取り付けて固定していく。本体とマイクの位置が決まったら、あとは本体とスピーカー、スピーカーから分岐するマイクの端子を繋ぎ、配線をインナー内側にしまい込むだけで作業はあっという間に完了してしまった。
初期モデルのB+COMから使っている私は慣れていることもあり、ここまで5分足らずで出来てしまったが、インカムの取り付けに関してはどちらかというとヘルメットの構造を理解しておくというのがキモになる。
4つのボタンを使った簡単操作も嬉しい

ベーシックな機能のみを搭載したB+COM TALKはメインボタン(中央右)、B+COMボタン(中央左)、デバイス1ボタン(上)、デバイス2ボタン(下)の4つのボタンで難しい操作が少なく、操作に慣れやすいというのも嬉しいポイントだ。
ボタン操作の減ったB+COM TALKでは、メインボタン(中央右)とデバイス1ボタン(上)を同時押しすることで電源が入り、普段から使っているB+COMと同様にクリアな音質で音声アナウンスが流れる。通話や音楽再生の品質についてはプレミアムスタンダードモデルのB+COM ONEと比べても全く遜色なく、ペアリング接続よりもさらに接続が簡単なB+LINK機能には対応していないものの、毎回同じデバイスとの接続しかしない場合や、基本的には音楽再生やナビアプリを利用することの方が多いという場合は特段不便さは感じないだろう。
ここまでB+COM TALKを使ってみて、プレミアムスタンダードモデルとなるB+COM ONEやハイエンドモデルのB+COM SB6XRに比べると、やはりスペックだけでは劣ってしまうものの、実際にバイクライフで使っていくと、これはとてもバイクとも似ているところではあるが、まさにスーパースポーツバイクのようなハイエンドモデルの全機能・スペックを毎日フル回転で使っているライダーというのはおそらくいないはずなのである。
ひとりひとりのバイクライフにあった最適なインカムを選ぶ選択肢の1つとして、今回B+COMブランドからB+COM TALKが登場したというのは、既にインカムを持っている人はもちろん、バイク用インカムに興味を持っている人や、これからバイクに乗る次世代のライダーにとっても大きな発展となるはずだ。