車中泊生活には必須な電力
車中泊はどこでも自由に移動でき、好きな場所で宿泊出来るのが大きな魅力です。
ですが、快適な車中泊生活を送るには電気は必須です。
キャンピングカーにはサブバッテリーが備え付けられているので、車内で電化製品を使用できるのが大きな強みです。
照明だけでなくスマホの充電や調理などで家電製品を使ったりと、車内では特に使う設備のひとつになります。
最近ではコロナの影響もあり、車中泊しながらパソコンでリモートワークなどの仕事スタイルも増加中です。
その場合はさらに電力確保に力を入れなければなりません。
実際のキャンピングカーの電気設備とは?
キャンピングカーは主に「サブバッテリーとインバーター」もしくは「外部AC電源」に繋げて電気を確保します。
サブバッテリー
キャンピングカーには車のバッテリーとは別に、「サブバッテリー」が搭載されています。
簡単に説明すると、電気をサブバッテリーに溜めて、溜めた電気を使うシステムです。
車のエンジンを止めた状態でもサブバッテリーを使用して、住居スペースの電気が使えます。
サブバッテリーの容量を使い切ってしまっても、車のメインバッテリーとは別なのでエンジンに支障はありません。
基本的に3つの方法から充電できます。
1.走行充電:車を走らせることで発電し、メインバッテリーとサブバッテリーの両方を充電します。
走行時間で充電量が変わるので、1時間以内の移動の場合はあまり充電されないのが現状です。
2.ソーラーパネル:キャンピングカーの屋根にソーラーパネルを設置して、走行中も、停車中も常に太陽の光で充電します。
再生可能エネルギーで自然や環境に優しく、バッテリーを最も長持ちさせる充電方法です。
天気や日照時間に左右され、曇りや雨の日、または日陰だと充電され無いのが欠点です。
3.外部電源:キャンピングカーには外部電源があり、キャンプ場やRVパークのコンセントに接続することで充電できます。
フル充電に半日〜1日程かかります。
インバーター
サブバッテリーの電気は12Vなので、そのままでは家電製品が使えません。
そこで12Vを100V(ヨーロッパの場合は220V)に変換する「インバーター」という機械を使います。
そうすることで自宅でも使っている家電製品がキャンピングカー内でも使えるようになります。
インバーターによって出力数が変わってくるので、使用する家電の消費電力に注意しなければなりません。
私達は700Wのインバーターを使用していますが、パソコン、スマホ、カメラなどの充電には充分です。
ただし電気ポットや炊飯器、電子レンジなどの消費電力が大きい家電製品を使う場合は1500W〜2000W程のインバーターが必要になってきます。