日本でも有数の漁場でもある玄界灘。九州をメインフィールドにしている人はもちろん、全国各地から訪れる人が後を絶たない。季節ごとに釣り物も多く、その圧倒的なパフォーマンスに魅了される。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・西岡宏祐)

「遊漁船歴は38年」アジ泳がせ釣りで美味な根魚狙うなら【金生丸】にお任せ

金生丸について

いざ釣行しようと計画した時、釣り船選びも重要なポイント。「どこに予約を入れたらいいか分からない」といった人に紹介したいのが、福岡県宗像市・地島を拠点とする【金生丸】。エサ釣り専門で出船中の遊漁船だ。

「遊漁船歴は38年」アジ泳がせ釣りで美味な根魚狙うなら【金生丸】にお任せ福岡県宗像市・地島を拠点とする金生丸(提供:金生丸)

金生丸の船長プロフィール

金生丸の藤井船長に遊漁船を営業した経緯を聞いた。

なぜ遊漁船を?

父親が漁師をしていました。私も30歳まで漁師をしていたのですが、イカ漁や素潜り漁をしているうちに玄界灘を熟知でき、海と釣りが好きだったので遊漁船を開始しました。

もう遊漁船歴だけで38年くらいになります。船名の由来をたまに聞かれますが、先代から継いだので実は私もよく分かっていません(笑)。

「遊漁船歴は38年」アジ泳がせ釣りで美味な根魚狙うなら【金生丸】にお任せ金生丸の藤井船長(提供:金生丸)

他船との違い

同船が売りにしているサービスについて聞いた。

船長と息子さんが釣りをサポート

出船時には息子が同船します。私のサポートをしてもらっていて、例えばオマツリしたらすぐにほどいたり、仕掛けを組んで釣り方をていねいに教えたり、タモ入れもしてくれるので好評です。

ただ、将来的には金生丸を継いで独り立ちしてもらわないと困ります(笑)。

秋から狙い目の魚

秋は釣れる魚も多いため、船長目線でおすすめの魚を聞いた。

底物の魚が旬を迎える

これからの時期は落とし込み釣りが本格シーズンに入りますが、実はアジ泳がせ釣りで狙う底物がとてもおいしくなります。ちょうどエサとなるアジもいいサイズが入手しやすくなるのでおすすめです。

特においしい魚種はタカバ(マハタ)、アコウ(キジハタ)、ヒラメですね。脂が乗ってきますし、刺し身は絶品です。一般的には皮を引いて刺し身にして食べますが、私たち漁師はちょっと工夫します。

どんな工夫を?

皮を少し焼くんです。どの魚でも皮を焼いてたべると絶品です。私はマダイ、アマダイ、レンコダイ、イトヨリ、根魚などそのようにして食べています。おすすめですよ。

それをお茶漬けにしてお酒を飲んだあとのシメにもいいです。いわゆる「漁師メシ」ですね。