「ヒモ」と呼ばれる人は、女性に貢がせる男性のことです。
ろくでなしなんて言われることもある言葉です。

ここでは、この「ヒモ」の意味や由来、さらに似たような表現である「ジゴロ」との違いについて解説します。

目次

  1. 「ヒモ」とは
    1.1. ヒモ男
    1.2. ヒモ女
  2. 「ヒモ」の由来
    2.1. 貢がせる意味はなかった
  3. 「ジゴロ」との違い
    3.1. 「ジゴロ」とは
    3.2. 「ジゴロ」の語源
  4. 「ヒモ」と「ジゴロ」の対義語
  5. まとめ
  6. まとめ

「ヒモ」とは

女性に貢がせる男を「ヒモ」と呼ぶけれど、その由来や意味とは?「ジゴロ」との違いは?
(画像=『FUNDO』より引用)

「ヒモ」とは、女性を働かせ、金銭を貢がせたりする人物、特に男性を指します。
また、その行為自体を指すこともあります。

女性の部屋に住んで生活している男性の中で、養ってもらっている人という意味で用いられることも。

ヒモ男

女性に面倒を見てもらっている男性を「ヒモ男」と呼びます。
また、そのような男性を指して「ヒモ」とだけ呼ぶこともあります。

女性に貢がせる男性のことであり、女性に貢ぐ男性の表現ではありません。

ヒモ女

男性の面倒を見ている女性のことは、「ヒモ女」と呼ばれることがあります。
また、「ヒモ付き」と呼ぶこともあります。

注意したいのは、ヒモ女は男性に貢がせる女性のことではないという点です。
視点によって意味合いが変わり、主に男性に貢ぐ女性のことを表す言葉となのです。

「ヒモ」の由来

女性に貢がせる男を「ヒモ」と呼ぶけれど、その由来や意味とは?「ジゴロ」との違いは?
(画像=『FUNDO』より引用)

本来、「紐」という言葉は何かを縛ったり括ったり結んだりする糸や繊維を束ねたもののことです。
しかし、古くから男女の繋がりを紐に例えることが多いことから、「ヒモ」という言葉が生まれたと考えられています。

貢がせる意味はなかった

古くから夫婦や恋人が別れる際、お互いの紐を解いて結び合い、再び会う日までその紐を解かないという誓いの意味で「紐」という言葉が使われていました。
その背景から、かつては一見すると独り身のように思われる女性に恋人がいることを「紐が付いている」と表現していました。

もともと紐という言葉自体に、貢がせるという意味はなかったということです。
しかし、いつしか夜の店で働く女性などに対し、特定の男性がいないと思っていたのに恋人がいる状態のことを「ヒモ付き」と呼ぶようになっていきました。

これが裏にいる男性が手を引いて女性に働かせて貢がせているという状況ということで、その行為自体を「ヒモ」と呼ぶようになったと考えられています。
もしくは、そうさせている男性を「ヒモ」と呼び、女性を「ヒモ付き」と呼ぶようになったといわれています。