イスラエルはガザ地区の地中深くに作られたハマスの攻撃施設と地下通路の破壊のため、地上戦はいつ始まってもおかしくなく、既にガザ地区北部への警告が出ています。一般人の人道回廊の協議が進んでいますが、長さ約50キロのガザ地区を南に行けば国境はエジプトのみ。そしてそのエジプトは国境を閉めています。確かに今、国境管理を緩めれば200万人いるガザの人々が雪崩のように押し寄せ、エジプトが大混乱になることは確実です。カオス(混沌)と言わずしてなんと言えるのでしょうか?ガザにいる日本人の救出は出来るのでしょうか?心配です。

イスラエル軍による報復作戦の空爆が続くガザ地区 NHKより
行政処分第一弾といってよいのでしょう。国交省がこの夏に行った34か所の車検工場全てで法令違反があり、うち12か所が指定取り消しとなりました。この判断は違反点数制で360点で処分対象になりますが、最も悪かった工場のポイントは13584点だとか。2けた違います。今後、残りの101か所も調査する見込みで仮に同じような比率で指定取り消しになれば3-40か所にもなり得ます。同社のビジネスモデルは車検場を根幹としてそこから中古車販売などの付随ビジネスをしていることを考えれば先行きの厳しさがいよいよ現実化してきたと言えそうです。
一部にはオリックスが白馬の王子様になるのでは、と報じられていますが、私がオリックスの立場ならまだそんな噂は立ててほしくないところです。今後、行政処分がどっと押し寄せ、保険会社との訴訟もすさまじい展開になるでしょう。どうしても何かやりたいのなら落ち着いたところで一部の営業権を切り離して買うことも出来なくもないのですが、車検許可などはビックモーター社そのものについているので車検場ごとの部分売りに対応できるのは同業者に限られるのではないかと察します。ならばオリックスが同業者と組んで一部事業の買取を行うという手は取れなくはないかもしれません。
放蕩息子という言葉がありますが、この会社の創業者の息子は「調子に乗り過ぎたバカ息子」と断言します。父親も息子に甘かったのでしょう。そしてこんな事態になるとは夢にも思わずも、帝国崩落は一瞬の出来事でした。これは全ての創業系企業の事業継承において言えることです。経済雑誌をいろいろ読んでいても自分の子供に会社を継がせるかどうかで創業者の意見は大きく割れます。最近は子供には継がせないというところが増えた気がします。会社と家族は別物、そして従業員の士気も考えると創業家経営というスタイルは減っていく気がします。
後記 どんなに忙しくてもワークライフバランスには気を配っていて、夜は読み物に没頭するのも一つの楽しみ。ただ、時として時間を返せと言いたくなるような書籍に当たることもあります。本が売れなくなったと言われる中でも出版社の減り方は緩やか。言論の自由を書籍を通じて広めているのでしょうか?ユーチューブでも主張系が相変わらず多い中、どうやったらクオリティコントロールができるのか、どうやったら質のフィルターをかけることができるか、悩ましいです。故に10年経っても司馬遼太郎を読み続けるのは安心安全だからなのかもしれません。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2023年10月14日の記事より転載させていただきました。
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