大阪湾沿岸、私的にこの夏最後の泉南釣行となる。満月の中潮上げと、タチウオ釣行には良い条件が揃っている。ただ結論をいえば、タチウオはスカった。少なくとも夏のタチウオは抜けてしまったと考えた方がよさそうだ。しかし、いろいろと気配は充実の海ではある。貧果ではあったが9月27日の釣行をレポートしたい。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
今夏最後の泉南ルアー釣行
日没が18時前と、ずいぶんと秋の気配になってきた。満月周りの中潮、17時頃から薄く満月の姿が西の空に浮かんでいる。本命はもちろんタチウオだが、ジグサビキからスタートすることにした。最近の泉南ではこの釣りばかりで、ジグサビキでもアジやサバが釣れてくれるるので、私の本業といえるアジングは少々価値を薄めている。
ジグサビキはこの日のためにいくつか複数用意してきた。まずは、自分で買った覚えはないので父の遺品と思しきジグサビキ。沖用の物っぽいが、こんな小さなハリで何を釣っていたのだろうと思う。フェザーのような装飾がある。
それから、先日効果を発揮した金のサバ皮のジグサビキ。この前はこのサビキ針に大物がかかってしまい、惜しくも枝糸が切られてしまった。ということで、もう少し丈夫なLサイズという、太めのイトと大きめのハリがついたものを持ってきた。
日中アタリなし
陽のある時間からエントリーして二時間弱。この時間はアタリがまったく出なかった。日中はいつだってこういうものだが、今年は特にデイゲームというものが壊滅的だ。暇潰しに穴釣りをやっても釣れないし。いくつか攻めた釣りもしたが、ロストばかりが続く。そういう細かいのも合計したら、私は今夏、泉南の海に10000円くらい奉納したかもしれない。何かご利益があるわけでもなく、むしろ環境破壊になるのに。
最近の深日港ならでは、湾内にイルカが入り込んでいる。二頭。戯れるように泳いでいるのは和やかだが、どうかしてあの子たちにメタルジグをひっかけてはしまわないかと怖い気持ちもある。
時合いに小カマス&サバヒット
マヅメにちょこっと何か触り始めた。この感じ、アジかな、と思う。メタルジグにフォールスピードを追いきれない豆アジの典型的なアタリで、何度か掛けても途中でヨレるようにして外れてしまう。
ここで父の遺品と思しき、例の小さなハリのついたジグサビキにチェンジし、メタルジグも軽くする。すると潮目でヒット。外れないように優しく回収してくると、顔出ししたのは小カマスだ。
カマス?サヨリ?これくらい小さいと私には判別がつかないが、まあそんな魚である。
それからはサバの時間がきた。ただこの日はサバの食いもやや渋く、密度も薄い。口を大きく開けて食ってくる感じがあって、それに合わせてまたジグサビキの大きさもチェンジしたのだが、むなしく光量が効く時間が終了。数尾上げただけで終了となってしまった。