アフガニスタンで女性の教育を推進しているサケナ・ヤコ―ビ博士(Sakena Yacoobi)から10日、援助を求める緊急メールが届いた。博士の緊急メールは、アフガン西部ヘラート州で今月7日に発生したマグニチュード6.3の地震での救援を要請するものだ。

アフガンを襲った地震の現地状況(AIL公式サイトから)

博士は女性たちに教育の場を提供するための「Afghan Institut of Leraning」(AIL)という名称の非政府機関(NGO)の責任者だ。AILは、アフガンのコミュニティに教育、医療、女性と子供の支援を提供してきた。今、彼らは地震の影響を受けた地域で救援活動の最前線にいる。

ヤコービ博士は、「10月7日土曜日、ヘラート州および周辺の州で地震が発生し、壊滅的なダメージをもたらしている。アフガンの人々は、この自然災害の影響で、過去2年間にわたって国を襲った壊滅的な人道的状況を一層深刻にしている。アフガン人は1つの危機から立ち直る時間さえない。数千の命が悲劇的に失われ、多くの人々は家族や家を失い、脆弱な子供たちは深刻な状況だ。地震は破壊の跡を残し、家を瓦礫に変え、家族は身につけた衣服以外何もないといった状況だ」と記している。

同博士はまた、「アフガンは今、想像を絶する危機に直面している。ヘラートの地震は、既に紛争、避難、経済の不安定状態に苦しんできた国民の苦しみを更に悪化させている。私たちの仲間のアフガン人たちは、生き残り、生活を立て直すためにあなた方の支援を必要としている。アフガンとその人々を忘れないでください。過去、戦争と貧困に苦しんできたアフガン人たちです。私は助けてくれる全ての方々に感謝します」と述べている。